息子に合気道の基本の動きを習う。
合気道の心は和と言う。
人と合い和す
どこにも力を入れてはいけないと言う。
自然に任せて、流れるように~
余計な力みを抜く事が意外に難しい。
以前に予防介護のための体操を習ったが、
ぶらぶらと力を入れない動きが主だった。
末端まで血のめぐりを良くするらしい。
実際に手先、足先の冷えが消えて、疲れも取れた感じがした。
第一に、
がんばらない体操が体に効くと言うのが良い。
人間関係に於いても
『自分が、自分が』を捨てて、
人の呼吸に合わせる事が和の秘訣かも。
できそうで、できない。
なぜか人のアラに目が行く。
自分の不出来を認めて虚勢を張らないことも力みを取ることに繋がる。
息子には自分をBIGに見せたい欲がある。
かわいそうだけれども、いじめやバカにされた過去がそうさせる。
息子が先生。私が生徒。
いつもああしろこうしろが多い母が一生懸命に教えてもらう。
逆転の時間だ。
覚えの悪い母にキレない息子はエライなぁ~
構えると息子の姿勢はよくなる。
息子、カッコいいじゃんと超親バカになる。
負の刺激も自然体で受け流せるようになってくれればと思う。
にぶい母も何度も繰り返して
力を抜く動きを教えてもらいながら
我を捨てる。力みを捨てる。
目を閉じて念じながら動く。
やや良さそうだったと思う時、
息子から
『そうじゃ、その呼吸』
と、声がかかる。ほめられるってうれしい。
体と心と一緒に軽くなるような
がんばらない体制が整うと
実力以上の事がスッスッスススー
と、できてしまうような錯覚も覚える。
根がおっちょこちょいな私の性格は直りません
どうしようもないんですわ~
すみません
認めて、
頭を下げているうちに
職場も、あんまりしんどくなくなった。
合気道を始めてから、時代劇口調を使う息子。
武士道はもしかすると
人へのやさしさだったのかもしれない。
親子で修行の身じゃ~