陽だまりのねごと

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ケアマネは無駄な仕事?

2006-09-26 08:01:16 | Weblog
介護支援専門員、通称ケアマネージャー、略してケアマネは
だいだい介護保険が出来て必要になった仕事なのだ。
それ以前は
例えば
ヘルパーさんに来てもらうのには、お役所にお願いして
措置というかたちを取るものだった。

介護保険は40歳以上はみんな保険料を支払うけれど
利用するには介護認定を受けないといけない。

そこで新たにその認定をする人たちが必要になってきた。
認定は調査員がひとりひとりに調査項目に基づいてする。

 自分でできるわね
 ちょっと無理みたい
 全然ダメ

の三段階チェック
それをコンピューターで選別。

それではあんまりと言うことか
医師の意見書と
調査員が見聞きして特記事項と言うのを書き込んでいるのと
照らし合わせ
専門家が委員となって、
おえらいコンピューターさんの算定介護度を
検討しなおして決定される。

公明正大、公正のようで、人の思惑3寸のところもあり
介護認定の不服もケアマネはよく聞かされる。(余談)

そうやって、
介護認定が降りてから
やっとケアマネージャーの出番になる。

無駄話しつつ、
本当の家族の思惑、本人の気持を
ふむふむと聞き出して
認定されて使える単位内で
どんなサービスがどのくらい使えるかな?
と、介護保険を使う設計図みたいなの作成する。

こんなもんでどうでしゃろ?と

ご家族や本人の確認の印鑑をもらって
やっと各種サービス業者さんに連絡。
サービスが始まる言う仕組み。

書いているだけでうんざりしてきたけれど
介護保険を導入したばっかりに実際の介護サービス利用までに
どっさり手間隙、経費がかかっていると言うことが言いたかった。

介護サービスの利用がその認定が厳しくなってむつかしくなりつつある上に
介護にかかる自己負担は増える一方。

老後の沙汰も金次第と言うお寒いのが現実だ。

パンクしそうで動いている介護保険の
無駄を省こうと言う発想がこれからきっと出てくるだろう。

一番、無駄そうなのがこの介護支援専門員ではなかろうか?
実際に介護するでもなし、
各所に連絡調整の中継地点でかない。

半年しか経過していない新米ケアマネの私
不遜ながら
無駄な制度だと思ってしまう。

仕事をする前は
利用者さんのお困りをじっくり聞いてあげて
何か助けになる仕事かと思っていた。

ところがどっこい~
書類作りばっかり~
わたし、正直、お役所で書き込む書類が大の苦手でした

居宅サービス計画書なるのもをご本人に説明する時の恥ずかしさ。

お困りの点は一応こう書いてあります。
ごめんなさいね。
こうやって御託を並べないとヘルパーさんに来てもらえないのよ。

字の小さないっぱいの書類に
どこに印鑑押せばいいの?
時には
押してくださいな。
目が悪いし、手も震えるし
と言うわれる。

訪問したら、『あっ、印鑑ね。』

ケアマネは何のために居るのでしょう?
サービスしか勧めないケアマネと言う不服をよく聞く。
なにか利用者さんが介護保険サービスを利用されて
はじめてケアマネの収入になる制度になっている。

めいっぱいの人数を担当しても
もうかりまっせと言う程に収入にはならないけど、
利益があがらないと事業所は成り立たない。
給料がでない。

真面目に話を聞いて、
どうしてあげたらいいだろうと
考える時、
介護保険の単位内ではどうしようもない
チープなおたすけにしかならない事も多い。

デイサービスの迎えに行ったら留守だった
ヘルパーさんが思う事をしてくれない

業者さんから利用者さんからの
苦情対応も仕事のうち。

日に何度も、私が悪くないのに申し訳ありませんと言うだろう。
それでまぁるくおさまればそれはそれでいいけれど…

困っている人の話を聞くだけ聞いてあげて
満足なことはしてあげられない
何にもしてあげられない気持で

ごめんなさいを口にする時は辛い。

そして、
何のための誰のための書類であるのか疑問に思いながら
せっせと書類つくりに追われる。
利用者さんと向き合う時間が削られる。

熱意のあるケアマネほど
介護保険の矛盾をモロに被って
燃えつき症候群でこの世界から足を洗うそうな。

今月いっぱいでウチの職場から一人去る。
二度とケアマネはしない。
看護職に戻ると公言している。

本当に必要な仕事か
もうちょっと見極めよう。
私はまだまだ経験不足。入り口から見ているだけだろうから。