陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

都合のいい記憶

2012-07-10 23:01:27 | Weblog
『自分が言ってあげると言ったのに!』

どうやら自分にまかせといて電話をしなくていいからと言ってくれたんで安心していたら、
「あら?担当から電話はなかったですか?」
と言われたと聞かされ、
『私はハメられた』と30代のスタッフが相当怒っていた。
その相手は定年退職後再就職の人。
おそらく悪気でなくて、失念。
約束事がぽろぽろ落ちる年齢なのだと私は思った。
[まぁまぁ~]と、そういう風に説明してあげたが、
彼女は納得していない様子だった。

私には自身の実感と実体験があるのだ。

ウォーキング仲間の大半は60代、70代。
『何かしてあげる』を間に受けてはいけない事が何度もあった。
たとえば、次回に持ってきてあげようという大会パンフなど。
これが、ひとりふたりではないので、故意や悪意ではないと認識するに至った。
歩く間の約束事は家にお帰りになった時点で、すっかり消えてしまうに違いない年齢なんだろうと思う。
最近では、「ありがとうございます」と聞き流して私も記憶しない事にした。
万一、約束が果たしていただければそれはそれで有難い。

今宵は川柳会だった。
70代前半の方が会計係。
後半の年会費徴収を会冒頭で言い渡された。
おっしゃる事に

  『みなさんに会費の袋をお渡ししたままだと思うんですが、その中に入れて下さい』

実のところ誰一人それを貰った記憶がない。
それ口ぐちに言うも毅然として

  『だってウチにないんですもの』

さらに今月徴収は前月に連絡したとおっしゃる。
やっぱり誰も聞いた記憶なし。

どっちが正しくてどっちが間違っているか問題にしても大人げない。
みんな、だんだん記憶が危なくなってゆく。
誰もが行く道なのだ。
一年、一年、全員で老いてゆくことだけは間違いない。
川柳会には若い人の入会がない。
いつかこのまま自然消滅の可能性大。


さて、わたくしごと。
この日曜日の話だ。

朝、ウォーキングの支度で駅についた。
集合場所駅まで自販機で切符購入。
切符で改札を通った。
この時点から頭が通勤モード。
無意識に通常出勤のプラットフォームへと降り、ぼぉ~といつものベンチに座って電車を待っていた。
向こうのホームにウォーキングスタイルの人を見つけて、
ハッと通勤とは行く方向が反対な事に気が付き、大慌てで階段を上がって降りて、汗かいて移動。
危機一髪、事なきを得た。

私も一歩、一歩、老い坂を下っている実感がある。
人の事は何にも言えない

今月の宿題『帽子』は駅ネタで提出。選を抜けた。


      うつむいて震える帽子別れ駅

     旅立てずホームベンチに在る帽子


題材は本当に駅のベンチで泣いていた、しかも私にティッシュを下さいと言ったあの女性。
転んでもタダでは起きましぇ~ん

川柳マガジンの締め切りに、国民文化祭の事前投句締め切りも迫っている。
当分は川柳脳になるっきゃない。
記憶他、もろもろ危ない頭で考えよっと~♪


    

     ↑ある店の駐車場フェンスに生っていたかぼちゃ。朝ウォークでみっけ。


    本日歩数   15,821歩







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