三人暮らし | |
クリエーター情報なし | |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
最近の言葉で言えばルームシェアーのお話10篇。
おそろしいのはコレ前にもしかしたら読んでる?という自分の記憶。
たぶんはじめかな?と思うほど、
群さんの小説はあれもこれも
登場人物がよく似ていると言うことかもしれない。
個人的な興味をそそられたのは、ドケチで小金を貯めている一人暮らしの母親。
揃いも揃って姉妹でリストラに会ってやむなく実家に転がりこむが、
母親のケチぶりに大ブーイング。「嫌なら出て行け」とそれに啖呵の母。
何を隠そうこのケチ母のケチっぷりは少々オーバーではあるが、根本、ウチの姑にそっくりだった。
ケチして貯めたお金で120歳を超えてもケアハウス生活が維持できそう。
おかげさんで亡夫の残した母君はご安泰。
反対に、何にも先を考えずにぱっぱらぱぱぁ~っと散財してしまう中年女性は
もしかしたら群さんのお母さんがモデルかもしれない。
のような話を前読んだ気がする。
たしか ⇓
母のはなし | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
人と一緒に暮らすって、良い事もあるがちょっとの我慢も必要だったり、
人と人の相乗効果で何事も過激になったりと作家の目を通した人間ウォッチングはさすが。
昭和レトロな人付き合いや家が良い雰囲気で書かれてあったり、
きっぱりとルームシェアーで「友だちではない」という三人住まいの話もあった。
一つ屋根の下の付き合いは、もしかしたら一つまるごと地球上の人々の付き合い方にも通じる?
何が正解という事ではないけれど、人と人、気持ち良く過ごしたいもの。
電車内でほぼ読んだんだけど、
顔がニタニタになるのを必死でこらえる必要が何度もあったことを付けくわえとこっと(*^_^*)
本日の歩数 17,317歩
(朝に夕に新しいレキのノルディックポールがうれしくて歩いてしまったから、ちょっと歩数が伸びている)
にほんブログ村
来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=