果しなき流れの果に (ハルキ文庫) 価格:¥ 840(税込) 発売日:1997-12 |
うまく表現できないけど、故事が元になった比喩的表現とか、象徴的表現とかって、ありますよね。
いや、書いてて、自分でもなんのこっちゃと思いましたけれど(^_^;)
例えば、“カルネアデスの舟板”とか、“アリアドネの糸”とかです。あと、“ダモクレスの剣”とか。
それが、最近それぞれの意味が解らなくなったり、どれがどれやらごっちゃになったりしてしまうのです。
若い頃から、頭はあんまり鋭い方ではなかった(+_+)けれど、記憶力の方は人並みより少し良い、と自負していたのです。
でも最近はすぐ物忘れしちゃうし、人の名前は出てこないし……。たしかにアラフォーだけど、まだそこまで老け込む年齢じゃないのに!
と、思ってて、ふと、そういえば樹海(私の部屋の本の山のことです)の積読本の中に、小松左京氏の『ゴルディアスの結び目』があったよな、と思ったのです。
もともとこのブログを始めた動機のひとつは、積読本を読んで、そのうえで手元に置かなくてもいい、と思った本を整理しよう、と思ったことですから、この機会に読もう、と思い立って探してみました。
ところが!本棚から取り出した本を見て、私はぎょっとしました。
それは『ゴルディアスの結び目』ではなく、『果てしなき流れの果に』だったのです!
まったく違うじゃん……(・_・;)記憶力がいい、と思っていたこと自体が記憶違いかも、と思った一瞬でした。
仕方がないのでそれを、今読んでいます。