今年2回目の新潟だった.新潟駅の西側自由通路を始めて通った.新潟市は来年の4月に日本海側では始めての政令指定都市になる.東京では、風景の一部になっているが、まさか新潟で出会うとは思わなかった.通路には10個くらいのダンボールの部屋が並んでいた.近くに家電のチェーン店があるからなのか、家電製品の段ボールを上手く使い、大きな箱に形成している.最近のはやり言葉は、『格差社会』だ.でもね、私は少し違う感情を持っている.社会と言う規律に囚われない人たちの生活がそこにあった.それを単に逃避と意味づける事に私は同意しがたい.人は関係性の中で生きている.その関係性が壊れしまったのかもしれないが、ただ、私たちが持っているその関係性が正常なのかは定かではない.本当はこの人たちと話をしてみたいと考えているが、私自身が社会の規律に囚われているから、なかなか踏み切れないでいる.
新潟のこの1週間はずっと雨なんですよ、とタクシーの運転手さんが言った.もっと暗い黒雲が空を覆い、重い雪が降り、雷が鳴り響く日本海側の冬は、もうそこまで来ている.
新潟のこの1週間はずっと雨なんですよ、とタクシーの運転手さんが言った.もっと暗い黒雲が空を覆い、重い雪が降り、雷が鳴り響く日本海側の冬は、もうそこまで来ている.