千曲川の流れのように

年金生活者の徒然

農産物の価格

2009-02-22 | Weblog
 89年製のテレビが、妙に緑の靄がかかってしまう.何にも当然寿命と言うものがある.人間の死は100%だと、どこかのドラマで言っていた.分かっているのだが、自分は違うと思いたいのは、人の常だ.ところで、イオンが、液晶テレビを5万円以下で発売すると言う.かつて、カラーテレビが高値で推移していた時、コープが格安のカラーテレビを発売した事がある.価格が安いのはありがたいが、継続性(メーカーにとっての)が一方で保障されていないといけない.農産物の価格は、生産者が決める事ができない.農産物の生産調整が難しいことが、一つの要因かもしれない.しかも、生産者は、きわめて多数であり、情報が捕まえにくい.工業製品のメーカーは、数が限られているし、過剰生産かどうかは調整できる.今襲っている不況は、注文が大幅に減少し、生産調整に入っている状況だ.読み間違えて、生産調整を遅らせた企業は、より深刻だ.ここでも、情報力の差が、企業の体力の差につながっている.中小企業はその矢面にある.つまり工業製品は、農産物と違い、コストや資源が調整できると言うことだ.農産物は、生産にかかったコストや付加価値を消費者が支払う事はできないか.全国で生産を調整する事ができないか.つまり「継続する」ことを価値観として受け入れる事ができないかと思うのである.単に保護し続けることだけでは、問題は解決しないような気がする.
 梅:19日南浦和
コメント
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