現役の公認会計士が語る「不正を許せない監査」を読み始めた。著者の浜田康氏は、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了と会計とは程遠い感じがするが、学部は理工学部経営学科なので、それほど違和感がないのかもしれない。日本でリスクアプローチが何故定着しなかったのかを、当時の情勢をもとに分析している。今まですこしもやもやしていたものは晴れだした。分からないことは、分からないと言う。固有リスク×統制リスク×発見リスク≦1(監査リスク)の説明は、納得できる。いままで≦1と言う構造とは思っていなかったので混乱していた。リスクアプローチと内部統制の関係も納得できる。ただし、発行が2002年とやや古いが、その時の状況が分かっていれば問題はない。現在品切れなのは、そうした背景からだろう。
写真は、ラベンダーと蜂(なんという蜂なのだろうか?)
写真は、ラベンダーと蜂(なんという蜂なのだろうか?)