千曲川の流れのように

年金生活者の徒然

内山節3

2011-07-11 | Weblog
 フランスの社会の仕組みは、割と単純である。氏が言うには、フランスの社会感は生きている人々で構成されている。だから、議論をして物事を決めている。議論それ自体は、そうは言っても単純ではないのだが。日本は、自然・死者・生きている人間によって構成されているという社会感だ。たとえは、お盆には共同体として死者を送る。祭りは、自治の仕組みに組み込まれていて、決してイベントではない。だから寄り合いで祭りの段取りを決める。日本人は、人との関係だけではなく、自然や死者との関係の中で生きている。詳しい事は分からないが、拙者的には神への信仰の違いがあるからか。宗教が先にあるのでは、無いような気もするが。
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内山節2

2011-07-09 | Weblog
 バブルは1980年代後半から1990年代前半までの時代を言う。いつ終焉したかは、誤差がある。人によって体感する時期が違うからだ。概ね1991年頃と考えてよいのだろう。内山氏は、高度成長を支え、バブルを体感した人たちは、一人ひとりが頑張れば、幸せは来ると感じていた。言い換えれば、利益の最大化が彼らにとっては、道しるべだった。この年代の人々は、ここから抜け出せない。そう拙者もその中に含まれる。バブルを経験しない人々は、私だけが良い思いをする経験がなく、結び合いの中でどう生きていくかを考える。今回の災害でも、そうした若者が、ボランティアで、活躍していると言う。なるほど、効率化をすすめ、規模の拡大がすべての矛盾を解決すると考えている。すでに経済は、右肩上がりなどは想像できない時代になっているのに、その事実を上手く自分の中で消化できないでいる。立ち止まれ。あなたは今、どこに立っているのですか。
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内山節

2011-07-08 | Weblog
 2012国際協同組合年長野県実行委員会の設立総会の記念講演に出かけた。講師は立教大学大学院教授「内山節」。内山氏は3・11の東北太平洋沖地震に触れ、復興の意味を語った。恐れずに言えば、今回の災害は、自然にとっては災害ではない。漁民は言う。海底にはいつの間にか淀んだ沈殿物がたまっていく。これらを掃除しよみがえらせるのだと。先人からの知恵だ。こうした知恵を持った漁民は、自ら復興のため、前に進んでいく。復興は、国家レベルでは限界がある。その場所に住む住民が、こうありたいと言うグランドデザインを創る。それは、それ程の時間はかからない。例えば、子どもたちが笑顔で遊ぶ事ができる場所、あるいは、90歳の一人暮らしの老人が、生きていて良かったと思える場所。これがグランドデザインだと言う。そこから、それを実現するために、どんなインフラを創ればよいのか最適を考えていく。これが復興の道筋だ。何冊かの著作を読んでいたが、「自己認識」「関係性」「欧米と日本のシステムの差異」「高度成長を知らない世代の協同する思考」など興味を引いた。続く。
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ぼんやり

2011-07-07 | Weblog
 形式主義なると、本質を見逃してしまう。報告書を見てもその中にある矛盾に気づかない。最終の決済までに何人かの手を経ているのだが。事故や事件があって、報告書を提出させるが、報告させる事が目的になっている。ここでも「何のために」が抜け落ちているのだ。
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4回目の胃カメラ

2011-07-06 | Weblog
 人間ドックで4回目の胃カメラに挑戦した。昨年は、「胃カメラはちょっと」と思いバリュームとしたが、影があるとのことで、結局胃カメラをやる羽目になった。さすがに4回目になると学習が働き、それ程むせることなく終了した。習うより、慣れろとは、この事か。
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ラベンダーとタチアオイ

2011-07-02 | Weblog
 タチアオイと梅雨は大いに関係がある。タチアオイは下から順に花を咲かしていく。一番上の花が咲いたとき、梅雨が終わると言われている。
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ピンポイント

2011-07-01 | Weblog
 6月30日8:16松本で震度5強の地震が起きた。前日からその予兆はあった。松本センターは、一見何事もない様子だが、天井のエアコンや非常灯がずれている。幸いけが人はいなかった。このあたりは断層があり、以前からその危険性は予想されていた、配達には出かけたが、一部通行止めなどがあり、渋滞に巻き込まれた担当者がいた。今回の地震は、きわめて狭い地域で被害が出ている模様だ。ここ1週間くらいは注意が必要だ。
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