わたしが一番落ち着く場所は、やはりデスクの前なのかもしれない。
ひとの役に立つことを考え、それを自分のことばに置き替え、
表現としてかたちになっていく過程。考えが整理されていくプロセス。
今のわたしには、この時間が一番落ち着く、自分らしい道のような気がする。
先日、西宮北口でイタリアンを食べようと思っていたら、
お昼時にものすごい行列ができていたので、並んでしまったのが
西宮駅北出口から徒歩3分の「番馬亭」だ。
店の暖簾には、手打ち蕎麦の看板があったので
すごい蕎麦打ち職人がいるのかと思ったら、
そうではなくて、カレーうどんや蕎麦をメインにする
若者に人気の店だったらしい。
TVで常連の店だ。
最近では珍しい相席でのスタートとなった。
隣のカップルは、蕎麦のつけ麺カレーをオーダーしていた。
男性のほうは、とんかつ付きである。
メニューも多彩だ。
私は、カレーうどんのつけ麺(\730)にした。辛さは普通。
しかし、これが想像していたよりもずいぶん辛くて驚いた。
辛すぎて、舌が麻痺し、味がよくわからないほど。
周囲の人は真っ赤な顔をして汗をかきながらカレーうどんを啜っている。
それでもせっかくの有名店なのだし、私も必至でうどんを1本ずつ啜る。
うどんの麺はシコシコと歯ざわりもよく、まあおいしい。
スープは、これがとろみたっぷりで和風ダシがマッチ。
そこまではわかるのだが、そこからは残念ながら進めなかった。
後半、そこで同席していた友達のカレーうどんに麺をつけさせてもらったのである。
彼女は辛いのが苦手で、辛さ控えめをオーダーしていたのだ。
おいしい!なにこれ、全然別の食べものみたい。
とろみ加減もまったり。カレー味なのだが、ものすごく腕利き和風職人の
カレースープを飲んでいるよう。
これがブログなどで評判になっている病みつきになる味、というやつなのだろう。
いくらでも食べたくなるし、スープ自体が複雑じゃなくてすごくシンプルな味だった。
ほ~う、と唸る。
隣のカップルは、カレー蕎麦を「おいしい、おいしい」といいながら食べていた。
午後からは図書館と本屋をはしごして、宝塚のイカリスーパーに立ち寄って帰った。
そして、私はなんと、翌日には家族で焼肉を食べに行った。
ほんとうはスーパー銭湯へいく都合だったのが
塾帰りの娘がお腹減った、と騒ぐので、なぜか焼肉店へ。
伊賀の黒毛和牛を一頭買いしている店で、炭火で焼く。
上カルビとレバー、それにホルモンがおいしかった。
時々、安い輸入肉を食べさせる焼き肉屋があるが、
噛んだ瞬間に、国産とわかる上品な甘さが見え隠れする和牛である。
まあ、久々にジャンクな食事が続いたわけで、
その翌朝は、いつもより遅く起きだして
種子島の安納芋をいれた「お粥」の朝食にしたのは、いつまでもないことかしら?