Tさんがもう持たないかもとJさんに聞いた時、遅いかも知れないけれどと、
友だちに聞いた。ご主人は病気がどう発覚してどう治療されたのか?と。
それまではあまりツッコんで友だちのご主人の病気のことは聞かなかったけれど、
藁にもすがる思いだった。Tさんと友だちのご主人は同じすい臓がんだった。
友だちのご主人は”寛解”と言って良いと思う。もう手術から3年経過して、一旦無くなった
髪の毛も又生えて、今では夫婦でゴルフに出掛けたりしている。今のところ転移も無いそうだ。
定期的な検査もスパンが長くなると先日言ってた。本当に良かった。
私たちは年1回の旅行も当時は取りやめて皆で心配して見守ったけれど、旅行もその後
復活した。今はコロナなので行ってないけれど。
何とか無事で、元気になって、とずっと祈ってたけれど、本当に嬉しい。
友だちが幸せなのが嬉しい。
その友が、ご主人が民間のコロイドヨードと言うのを飲んだと聞いた。アセトゲニンというのも。
手術の前に抗がん剤を処方してもらい、ガンが小さくなってから?手術したんだったと思う。
それが上手くハマったんだと思う。
どの時にその民間の薬を飲んだのかはわからないが、ダメ元で何でも試したと。
だからそう言ってあげてと。
発覚した時期も違うかも知れない。ガンにもタイプがあるだろう。薬も効く効かないがあるかも
知れない。でも何でも試して、万に一つでも効果があればって思ったけれど、JさんがTさんに
そのことを伝えてくれた時は、もう返事が無かったと。もう遅過ぎたんだ。
亡くなったお知らせはその後速かった。
私がJさんに連絡を貰った時は、会社でもまだ一部の人しかTさん亡くなったこと知らないと
聞いていたけれど、昨日Jさんにメールを貰った。
『今週の日曜日に同期一同にメールが配信されて、状況を知らなかった仲間が大半で、
彼の早すぎる死に皆が驚きを隠せない。同期100名の内、現役含め約半数とのメール
やり取りが今もありますが、Tくんの早世に驚きのメールで溢れています』と。
それを読むだけで泣けてしまう。
S社さんは、部長まで行った人なら多くは60歳を超えても関連会社に行かれる。それを62歳で
キッパリ退職されるってことは、余程の事情だ。本人病気判ったの年末だとか聞いた。
半年もってない。
友はご主人のこと、本当に運が良かったと言うか、治療法がハマったと言うか・・・
強いんだろうねと言っていたが、色んな意味で強いんだね。
何が生死を分ける?判らないよね、誰も。不健康に暮らしていても生き延びる人は居るし、
身体のことを考えて体に良いことをと気を付けてても、必ずしもそれが長生きに繋がるとも
限らない。だったら人は何を目指して何に気を付けて生きて行けばいいのだろう。
いわゆる寿命と言われる歳より早く亡くなった方の、残された周りの人の悲しみは勿論だが、
誰より何より、亡くなった本人が一番悲しいに違いない。本人が一番悔しくて心残りだろう。
まだまだやりたいこと有っただろう・・と思う。
空の上の人に思いを馳せながら、地上に居る自分も残された人生、頑張って生きて行くよと
思うしかない。