日本国憲法は、GHQの草案を基に、この草案を衆議院で改定し、枢密院でも改定案が出され、貴族院でさらに改定されて、最終的に決定されたもの、だそうです。細かいところ間違ってないかな?ともかく
GHQによって一方的に押し付けられたものではない。
とはいえ、GHQの草案にあった「戦争放棄」の条項は変えられなかった。ここは当時のアメリカ政府の方針で、ここだけは絶対に曲げられなかったようです。でも天皇に関する条項は比較的寛容的だったようですね。
結果、大日本帝国憲法における天皇と、日本国憲法における天皇は、そんなに大きな違いは、実はなかったりするようです。
戦前の日本は「立憲君主制」でしたから、君主である天皇の政治関与は自ずと制限されます。昭和天皇などは真面目な方でしたから、この立憲君主制の原則を守り、政治への直接関与は極力控えておられた。「戦前は天皇の独裁だった」などという方もおられるようですが、これは明らかな間違い、確かに現行憲法と違い、天皇が政治的発言をすることは、やろうと思えばできた。しかしそれでは本当に独裁になってしまう。だから
昭和天皇は極力控えておられた。信頼する閣僚たちの決定したことを、できるだけ承認するに留めておられた。
昭和天皇が直接政治に関与されたのは、たったの2度だけ、2.26事件の時と、
ポツダム宣言受諾の時、この2度だけです。
現行憲法においては、天皇は「象徴」とされ、まるでその地位が堕とされたかのように思う方もおられるようです。しかし事実は違うのではないでしょうか。
法律や条約などを発布、施行するには、天皇の承認が不可欠です。国会の開会は天皇の開会宣言がなければ開けない。法治国家たる日本が動いていくには、天皇無しには動けないようになっている。ただの儀式?でも
やはり、天皇無しにこの国が動かないことには変わりない。
戦前の天皇と、現在の天皇と、細かいところは違っていても、根本的な違いは、そこにはないのではないでしょうか。
事実上、天皇は今でも
「国家元首」
なのです。
うまく出来てます。
日本国憲法は、大日本帝国憲法の手続きに則ったかたちで、大日本帝国憲法を改定してできた憲法です。つまり、大日本帝国憲法と現行憲法との間には連続性、継続性があるということです。
つまり、天皇も変わらず連続している、初代、神武天皇より今上陛下に至るまで、
なんら断絶はない。
より詳しくお知りになりたい方は、こちらの本をお読みになることをお勧めします。
『天皇は本当にただの象徴に墜ちたのか』竹田恒泰著。
『天皇の国史』竹田恒泰著。
『なぜ女系天皇で日本は滅ぶのか』竹田恒泰、門田隆将共著。
べつに竹田恒泰さんの回し者ではありませんよ(笑)
私は政治の話と恋愛の話はいたしません。これはあくまで歴史の話です。歴史的「事実」の話です。
どうかご理解の程。