天長地久。天は長く地は久しい。天地は自ら永らえようとしない故に永遠にあり続ける。
これぞまさしく、歴代天皇陛下のお姿そのもの。朝な夕なに無私の心で、国安かれ、民安かれと祈っておられる。
故に皇室は天地の如く、今日まで絶えることなく続いてきたのです。
この故をもって、陛下のご生誕日を「天長節」と申し上げるのであります。
もっともこれは、戦前までの話。戦後、天長節は廃され、代わりに「天皇誕生日」と称するようになり、今日までいたっておるわけです。
天皇誕生日でもべつに悪くはないですが、なんかね、普通過ぎるよね。
やはり陛下は特別な存在なのだから、なにか特別な言い方にした方が
相応しい気がしますねえ。
そういえば今月、2月11日は「建国記念の日」でした。「の日」ってなんだよって思いません?せめて建国記念日にせえよ!
この日のことも戦前は「紀元節」と称しておりました。
「天長節」に「紀元節」。こっちの方が絶対良いよねえ。
なにはともあれ
国家国民のため、朝夕のお祈りを欠かすことなく続けておられる、今上天皇陛下。
その大御心に深謝し、玉体の安寧と皇室の弥栄を衷心より御記念申し上げます。
天長節、おめでとうございます。