摂州彫刻師列伝
本日は、このブログ何度も登場の「堀喜太吉」
彫師 新井弥三郎正次 二男
生・慶応4年(1868)~昭和16年(1941)歿
婚前に親戚筋の堀家に新井家より養子に入る。
新井弥三郎正次長男が農業に専念?したにもかかわらず、父の血のせいか彫師家業の道へ
修行は、父の元ではなく、大坂の地へ
(多可町白石氏調査内容参考)
有馬・丹波・東播地方を主に多く彫刻を残す。
判明分最古明治30年~最新昭和12年
寺院彫刻の大作は現在判明分はなく、ほとんどが神社彫刻である。
その数推定彫刻含め50をくだらない。
私の想像では、当時の神仏店と組み既製品(作り置き)の小宮社殿の彫刻を引き受けていたと考える。
又、三田市、宝塚市太鼓台にも彫刻あり。
末裔の方によると西脇市内のだんじりも多く彫ったようであるとのことであるが、現在確認されていない。
浪花彫刻は、龍の頭や獅子鼻、耳等付け木が一般的であるが、堀彫刻は一刀彫である。
三田市内神社 大正3年築造
拝殿 正面 獅子
本殿
向排 蛙股 龍 木鼻 獅子、獏
手挟み 鶴
側面 兎
脇障子 高砂 許由巣父
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