前回に引き続き、葉室麟作品の紹介
時代小説・大沢在昌作品を交互に読んでいたのですが・・・・
大沢作品文庫本未読が100円棚に落ちてきませんので時代小説オンリーになっております。
いよいよ正規棚より大沢作品購入するか?と悩みつつ読みたい時代小説が手に入るうちは、がまんしております。
いのちなりけり
あの時桜の下で出会った少年は一体誰だったのか―鍋島と龍造寺の因縁がひと組の夫婦を数奇な運命へと導く。“天地に仕える”と次期藩主に衒いもなく言う好漢・雨宮蔵人と咲弥は、一つの和歌をめぐり、命をかけて再会を期すのだが、幕府・朝廷が絡んだ大きな渦に巻き込まれていってしまう。その結末は…。
今回は、1600年代後半徳川4代家綱、5代綱吉の時代。
実在した、佐賀藩の支藩小城藩を中心に物語は展開。
水戸黄門こと水戸藩主徳川光圀・公家・将軍家の暗躍、実際に起こった歴史的事件の知られざる理由を新説としてからめながら、和歌ありと奥深い内容。
しかしその真髄は、純愛時代小説。なおかつ骨太であり、決闘シーン盛り沢山、主人公がこれまた強くかっこええ!!
「春ごとに花のさかりはありなめど
あひ見むことはいのちなりけり」
第140回直木賞候補作品
恋話・こいは、こいでもこちらの鯉もいいですね。
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