神戸市北区淡河町神影 真言宗 岩嶺山(がんれいさん)石峯寺(しゃくぶじ)
白雉二年(651)法道仙人の開基
北方背面左奥に金比羅山、右奥に龍ヶ峰、南面のなだらかな丘陵の地で、青龍・白虎・朱雀・玄武の四神を満たす地に伽藍を建立し、一段下がって寺院、坊舎があった。
康安元年(1362)には、播磨最古の木版刷りの法華経を刊行し全国に配布したと言われる。
孝徳帝(在位645~654)の勅願寺
本堂
築造不詳
応仁の乱、嘉吉の乱、秀吉播州攻め等兵火で焼失その後江戸時代再建か?
彫刻 向拝柱
以前紹介 加東市栄枝禅滝寺の彫刻と同じ彫師と推定
浪花の巨匠か?名無しの権兵衛か?
↓
http://blog.goo.ne.jp/aniki0528/e/8459c33b5f66c4950fe08591ff30b6ba
1600年代後半の彫物と推定、本堂再建もそのあたりか?
内陣
欄間 鶴 市場区 近藤仁左衛門と銘ありますが、施主(奉納者)と思われる。
建築時より後の彫刻か?
本堂の奥にひっそりと寂れて境内摂社あり。
三重塔 国指定・重要文化財
嵯峨天皇が弘仁14年(823)三重塔を建立し、金剛界大日如来像を安置したとされますが、この塔は室町中期の嘉吉の乱(1441)の兵火で焼失し、現在の塔はその後再建されたもの。天正16年(1588)の棟札があり、15世紀中頃の建立が有力であるが、確証なし。
仁王門
築造不詳
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます