新たに「相野伊兵衛」銘の彫刻残る神社発見!!
地図には、神社あれど・・・・狭い道・・
ぐるぐる廻ったあげく・・・ここ通れる?と思うほどの細道。
よくあるパターンが苦労して来たけど、彫刻まったくなしの社殿。
本殿見たところ彫刻なし(泣)
あれ?社務所つづきの舞殿?神楽殿?これは!!相野!!
よく見ると伊兵衛さんかなぁ・・・銘は探せど見当たらず。
これは、住職に聞き込み。
今回は、すごく親切にしていただきました。
本殿内陣隈なく捜索・木造狛犬持ち上げて側面裏面確認。
寄進者銘と制作年(文化12年)わかりましたが・・製作者不明しかしこの狛犬は、相野ではないと推定。
その後社務所にて神社関係資料を確認してもらい。それらしい明記なし。
この舞殿彫物は、旧本殿の彫刻であったそうで、昭和9年室戸台風により倒壊。
その後本殿新築・残った部材を利用して舞殿を築造したそうです。
資料によると本殿の再建が、元禄12年、享保5年、元文4年、文化4年、嘉永7年とあります。
伊兵衛とするなら・・文化4年か嘉永7年、おそらく嘉永7年ではないかと推定。
その後舞殿内部にもあげてもらい捜索やはり銘の確認ができず、ご住職に九分九厘相野一門、おそらく相野伊兵衛師であろうと彫刻の特長を現物見ながら説明し、あきらめて失礼しようかと思ったそのとき・・・
「あ~!! あった!」
刻銘が・・・非常にわかり難い、薄く小さめですが♪
私には、なんとか読めます。「彫刻 相野伊兵衛直之」
この彫刻より、八尾・神立地車側面枡合部分は伊兵衛師ですね。
それと太子町・科長神社拝殿は伝承?推定でしかなかったと思いますが、相野伊兵衛直之で間違いないですね!!
新発見彫刻はいずれまた。
前置き長すぎですが本日の社寺まいりもおそらく有名彫師と推定。
三木市久留美 八雲神社
境内に由緒等神社情報なし。文献他調査していないので詳細不詳
本殿築造は江戸期か?
拝殿は近年再建されていると思われる。
本殿彫刻
構成・彫から京都彫と推定 銘なし
柱噛みの龍(蜃)や木鼻獅子に特長あり
京都巨匠・九山一門か?九山師は、かなり遠方にも社寺彫刻手がけている。
拝殿
木鼻 獅子 小河師か?近年の飾磨彫刻ですね。
本殿
懸魚 鳳凰(朱雀)
向排 龍 兎鳥
木鼻 獅子 像
虹梁・手挟み
側面廻り蛙股 十二支
脇障子
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