
今週は、須磨寺塔頭 桜寿院(おうじゅいん)
山門入って左手
塔頭三院の一つで阿弥陀如来を本尊とし、右の脇侍に大日如来と浪切不動明王、左に弘法大師と秘鍵大師を奉祀する。本堂横には昭和九年九月、正岡子規三十三回忌に、弟子の一人である青木月斗により建立された、「暁や白帆過ぎ行く蚊帳の外」の句碑がある。この句は子規が明治二十八年、結核治療の為「須磨保養院」での一ヶ月程の療養中に作ったものであり、刻字は子規の『寒山落木』の中から集字したものである。また子規はこの寺へも度々足を向け、多くの句を残しているが、中でも「秋風や平家弔う経の声」や「二文投げて寺の縁借る涼みかな」の句が、この寺の雰囲気を伝えるものとして有名である。
現在の本殿は改装されたか比較的新しく感じるが未調査につき築造不明
彫刻は、関東彫と思われる。














敦盛塚 あつもりづか(首塚)
寿栄三年(1184)年二月七日に起きた一の谷の戦いで、熊谷直実に討たれ戦死した平敦盛の菩堤を弔う為に建立されたもの。因みに、須磨浦公園にある『敦盛塚』には胴体が祀られている。

敦盛像


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