2009年のNHK大河ドラマの原作
私は、まったくこの年は、大河ドラマ見ておりません。
第13回中山義秀文学賞受賞作品
上杉景勝の家臣、直江兼続の生涯を描いた小説
直江兼続を描いた小説を読むのは、初めてと言うか皆目その人物像を知りませんでした。
上杉と言えば謙信、景勝についても詳しくは知りませんでしたが、この小説を読めばそれなりに解りました。
大河の主人公になって初めて直江兼続認知した私にとっては、戦国の世でどのような
立ち位置にあったのか解りやすい作品であったかと。
火坂作品は読みやすいですが、小説的には、イマイチ面白みに欠けた感を受けます。
謙信の代名詞でもある「義の心」を中心に描こうとしたように思いますが、兼続に義を持ってきたのは、少々無理くりかなぁ?感ありでした。
戦国の世、越後上杉家中の樋口与六は、若くして長尾喜平次の小姓となった。五歳の歳の差を超え、二人は肝胆相照らす名コンビとなる。後の直江兼続と上杉景勝である。二人は上杉謙信の許で薫陶を受け、精神を学び、謙信亡き後の越後の維持に努めていた頃、京より、織田信長が明智光秀に討たれたという本能寺の変の一報が届く。
光秀討滅後、着実に日本統一への歩みを進める秀吉の膝下に、上杉家も屈する。領国安堵された二人は、次第に豊臣政権でき大きな存在となる。石田三成と親交を結ぶ兼続だが、秀吉亡き後、徳川家康と対立し、遂に関ケ原の戦いを迎える…。信長、秀吉、家康と渡り合い上杉家を存続させた主従の姿を描いた大河小説。
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