Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

旅行記 飛騨 その1

2006-08-21 00:59:02 | 旅行記
太陽の恵みにすら悪態をつく程の、暑さが続く今日この頃、如何お過ごしでしょうか。
暑い。暑すぎ。sabaeです。今日は。

大抵の方は、夏休みなり盆休みを、楽しんだり楽しまれたと思います。
去年までの私なら、それこそ骨休みが関の山の夏休み。一昨年までの私ならいや言うまい。
が、今年は去年よりパワーアップ!6日もあるよ!飛び飛びに!
飛び飛びってのが気になりますが、なにこれなんのサプライズ?俺に旅行でもさせて旅行記でも書けってことか?なぁ?

んで、行ってきたのですが。
言っておきますが、連休は最大3日なので、2泊3日の旅行です。

行き先は岐阜ってか、飛騨高山と白川郷だから飛騨旅行と言った方がいいですね。人生初の岐阜行です。

初日:京都>高山(昼食)>白川郷(宿泊)
2日目:白川郷(散策、昼食、宿泊)
3日目:白川郷>高山(散策)>京都
大体こんなざっくりした予定でGO!



初日、京都駅に朝っぱら来たわけですが、無論頭の中は飛騨牛100%です。
利用する「ワイドビュー飛騨」はグッドデザイン賞を受賞した、キハ85系車両を使用しているらしいですが興味ありません。
早起きして眠いし、とっとと高山まで連れてってくれ、てな感じだったのですが、トイレが自動ドアだったのにはビビッた。
目が覚めました。しかもドアなんか円いし。宇宙船のトイレかと思いましたよ。
また宮川、神通川沿いで、飛水峡など車窓からの景観も美しく、4時間近い電車の旅を楽しむことができました。
ありがとう「ワイドビュー飛騨」。この辺の事は今調べたのですが。行く前に調べとけよな>俺

そして高山に着いた時には良い感じに昼食時。牛です。しかもただの牛ではありません。

飛騨牛です。

こればっかりはしっかり調べて予約しておいた、ステーキ屋さんへ。
ついてみたら行列ですよ。前日あわてて(<精一杯のしっかり)予約しておいて良かった!
飛騨牛待ちの15~20人を横目に、優越感すら味わいながらテーブルに通されると、待合室めっちゃ近い。
なんかドアのガラス越しの視線を感じつつ、なんかゴージャスな名前のついたランチセットをオーダー。
「うまっ!!」
ってそれはサラダです。サラダからしてかなりのゴージャスさを醸し出している。いやが上にも期待は高まるというもの。
そして遂にステーキ(ヒレ)がテーブルに。「THEステーキ」と呼びたくなるほどの威容でした。厚い。
脂の多い濃厚な味で、調味料は塩胡椒だけで十分な旨み。あっさりめのワインの味が良くなった気すらした。
ソースボートに入ってたソースはまったく使わず。いらないな。
付け合せも色々あって、どれもおいしかったけど何食べたか忘れた。それぐらい飛騨牛は旨かった。
飛騨に着いたばかりなのに「また来よう。」と心に誓いました。


その日は偶然にも、さんまち通りで「我楽多市」が行われていたので、バスの時間まで露天を覗くことに。
快晴で暑いと言うか痛い程の日差しの中、和菓子の型とか、大工道具が安く売られていたので、危うく買いそうになるが、初日から荷物を増やす気にならなかったので見て回るだけにしました。
あのあたりは骨董屋の多い地域らしいので、3日目にゆっくり散策することにしてバス停に。


途中雨、いや豪雨に降られずぶぬれの状態でバスに乗り込み白川郷へと向かう。山の天気は変わりやすいってのは本当ですね。バス乗ったらすぐ晴れやがった。
のんびりバスに揺られつつ、世界文化遺産、白川郷に着くと案外観光地化しててちょっと萎えた。お土産屋さん多いなぁ。
今日はとっとと宿に行って飯食って風呂入って寝よう。ってことで、予約した宿を探していると、村を縦横に流れる農業用水路や、田んぼの畦道に癒される。
昔はウチの近所にもこんな風景だったなぁ、いやさすがに藁葺き屋根はなかったですが。これか、これが文化遺産合掌造りか。

宿も合掌造りや囲炉裏を保存したまま旅館にリフォームした建物で、新しい部分を古い部分にうまく合わせてありました。
木材や畳の匂いに包まれているだけでも気持ちが落ち着くものですね。ちょうど部屋の障子を開けると用水路が流れてて、せせらぎを聞きながら寝転んでいたら案の定寝た。落ち着きすぎ和みすぎ。
気がつけば食事の時間で。いや晩飯6時って早過ぎない?まだ胃の中の飛騨牛消化しきれてなかったのですが・・・。
尤も昼とは打って変わって、低カロリーなお食事で胃の負担は軽そう。
塩味で頂く山菜の天麩羅、御浸し、小ジャガイモを甘辛いタレにからめたもの、固豆腐、牛肉と野菜の陶板焼き、岩魚の塩焼き、他なんかあったような・・・。
もうくえねえ。どれもこれもおいしくて、本当に毎日こういうものを食べたいと思っているのですが、量多いです。
なんとか完食したころには、おいしくて嬉しいんだか、悲しいんだか分からなかった。ご飯もおいしくておかわりしたかったのですが、そいつは無理な相談でした。

食後散歩がてら温泉施設行って、用水路で冷やしておいた「鬼殺し 怒髪衝天(高山で買った)」を飲みながらのんびりと1日目終了。


飛騨の感動を濃縮したらだらだらと長くなって、しかも飲み食いの事ばっかりになりましたが、この日はほんと飲み食いしかしてなかったから・・・。


続く。


sabae



Kirsty MAcColl "TITANIC DAYS"