新年早々、不安定な天気が続き、昨年の世相を物語っているような京都です。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
sabaeです。
昨年も年賀状を出さなかったら、今年ついに1枚も貰えませんでした。
皆やっと分かったみたいです。
年賀状もアレですが、ブログの更新の滞り方が気になっていた今日この頃、いやここ数年、このままでは年賀状同様誰も見てくれなくなるのでは、と不安になったので、少しは心を入れ替えようと心を洗いに寺社仏閣へ行ってきました。ついでにやる気を見せるために更新です。
実家も京都なので顔を出したついでに久しぶりの墓参り、アンド初詣、じゃなかった心の洗濯だ。1月2日の事なので、どちらも遅ればせながら感アリアリのまま先ずは寺(墓参り)から、父方の墓のある東山区(ほぼ伏見区だが)の東福寺へ。
東福寺といえば「通天橋の紅葉」と「方丈庭園」です。他にも国宝重文ザックザクですが、この二つを押さえておけば良いでしょう。私も他の物については全く知りませんし、家の墓がここにあることすら忘れかけていました。写真は以前観光で立ち寄った時に撮ったものですが、この時には墓の事は頭をカスリもしませんでした。さすがに写真は撮れなかったのですが、いかに臨済宗の大本山と言えど、墓地はフツーと言うか寺の規模からしたら小さな墓地で、当たり前ですが観光客も見られず、ゆっくりとお墓参りができました。心の白物を洗濯した気分で、次は色物を。徒歩で伏見稲荷大社へ。
今年はなんとなく初詣の人出も少ない気がしてましたが、さすがにお稲荷さんは2日とは言えそれなりに、ごった返してました。心の色物を洗濯するのにピッタリな色使いの鳥居や楼門を見つつ、拝殿へ。人の多さに、たどり着く前に気力が失せそうになりましたが、ここまで来たのだからと自分に言い聞かせて参拝。階段から人が落ちないように、数十人ずつ入れ替え制になっていましたがそれでも多いです。お賽銭を入れて鈴緒を引こうとしてもなかなか回ってきませんし、ようやく掴んだら、上に鈴が無かったりします。見てみると綱で鈴を横方向に繋ぎ、鈴の無い所からも鈴緒が下がっています。鈴の付いてない鈴緒(っていうか只の綱)を引いても鳴るようになっているようで、これで鈴緒倍増と言うわけです。人の数に比べて鈴が少なすぎる為、お正月のみこのような措置が採られているのでしょうが、他の神社でもやってるんでしょうか。初詣は稲荷にしか来た事が無いので分かりません。
尤も引いても鳴りやしませんが。
なんかもう、繋がっている上にあっちこっちで引き振り回しているものだから、鈴つきでも、ちょっとやそっと引っ張ったぐらいじゃ、鳴りやしません。かなり力づくでようやく鳴らして、「商売繁盛 商売繁盛 商売繁盛」と三回拝んで「それは流れ星の作法だ」とセルフで突っ込みつつ、ほうほうの体で退散してきました。こんなんでお稲荷さんに聞き届けて貰えるのだろうか。
珍しく正月らしい事をして、仕事への意気込みを新たにしつつ参道にて、お稲荷さん名物「スズメの焼き鳥」をいただいた。以前マルツに千松信也さんの「ぼくは猟師になった」と言う本を借りてから、「稲荷に行ったら絶対食べよう。」と思っていた物です。昔から気にはなっていたけれど、子供時分には食べさせて貰えなかったまま、この日まで過ぎてしまっていた憧れの食べ物。何しろもうどこからどう見ても「焼き鳥」としか言いようが無いルックス。コレに比べたら鶏のパーツが串に刺さった物なんて、焼き鳥とは呼べない。悔しかったら一羽丸ごと刺してみろ。さすがに写真はアレなので載せませんが、子供の私が食べたかったぐらいですから案外グロくないです。コンガリ焼けて食欲をそそりますよ。それでですね、こいつを頭からバリバリ齧るわけです。初めはタレの味しかしませんが、噛んでいるうちに癖の無い、いい味がしみ出てきます。肉がほとんど無い分、骨までいや頭蓋骨まで食べられます。食べてる人少なかったけど。
私は神社を出て、一番近い店に入りましたが、参道には他にも数件焼き鳥を売りにしている店があります。記憶ではもっと沢山あったように思っていたのですが、後日調べてみるとこの時点で3軒、三が日が済んでから内1軒が閉店したそうです。毎日新聞のweb版によると、材料不足が原因だそうで、スズメの減少と猟師の高齢化などで国産の収穫が激減した上、中国が野鳥の輸出を禁止したのがその理由とありました。もう2件しか残ってないのですが、名物なだけに、厳しいでしょうが頑張ってもらいたいものです。食の伝統を支える、千松さんのような若い猟師さんの存在をありがたく思います。
あ、千松さんの本に書いてありましたが、食べるなら必ず国産を。味が全然違うそうですから。尤も中国産は輸入できないし、冷凍の在庫も底を付いたらしいので、今は国産しか売ってないと思います。おいしいですよ~。
正月早々食べ物の話が長くて恐縮ですが、今年もどうぞよろしくお願いします。
皆様とご縁がありますように。
sabae
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
sabaeです。
昨年も年賀状を出さなかったら、今年ついに1枚も貰えませんでした。
皆やっと分かったみたいです。
年賀状もアレですが、ブログの更新の滞り方が気になっていた今日この頃、いやここ数年、このままでは年賀状同様誰も見てくれなくなるのでは、と不安になったので、少しは心を入れ替えようと心を洗いに寺社仏閣へ行ってきました。ついでにやる気を見せるために更新です。
実家も京都なので顔を出したついでに久しぶりの墓参り、アンド初詣、じゃなかった心の洗濯だ。1月2日の事なので、どちらも遅ればせながら感アリアリのまま先ずは寺(墓参り)から、父方の墓のある東山区(ほぼ伏見区だが)の東福寺へ。
東福寺といえば「通天橋の紅葉」と「方丈庭園」です。他にも国宝重文ザックザクですが、この二つを押さえておけば良いでしょう。私も他の物については全く知りませんし、家の墓がここにあることすら忘れかけていました。写真は以前観光で立ち寄った時に撮ったものですが、この時には墓の事は頭をカスリもしませんでした。さすがに写真は撮れなかったのですが、いかに臨済宗の大本山と言えど、墓地はフツーと言うか寺の規模からしたら小さな墓地で、当たり前ですが観光客も見られず、ゆっくりとお墓参りができました。心の白物を洗濯した気分で、次は色物を。徒歩で伏見稲荷大社へ。
今年はなんとなく初詣の人出も少ない気がしてましたが、さすがにお稲荷さんは2日とは言えそれなりに、ごった返してました。心の色物を洗濯するのにピッタリな色使いの鳥居や楼門を見つつ、拝殿へ。人の多さに、たどり着く前に気力が失せそうになりましたが、ここまで来たのだからと自分に言い聞かせて参拝。階段から人が落ちないように、数十人ずつ入れ替え制になっていましたがそれでも多いです。お賽銭を入れて鈴緒を引こうとしてもなかなか回ってきませんし、ようやく掴んだら、上に鈴が無かったりします。見てみると綱で鈴を横方向に繋ぎ、鈴の無い所からも鈴緒が下がっています。鈴の付いてない鈴緒(っていうか只の綱)を引いても鳴るようになっているようで、これで鈴緒倍増と言うわけです。人の数に比べて鈴が少なすぎる為、お正月のみこのような措置が採られているのでしょうが、他の神社でもやってるんでしょうか。初詣は稲荷にしか来た事が無いので分かりません。
尤も引いても鳴りやしませんが。
なんかもう、繋がっている上にあっちこっちで引き振り回しているものだから、鈴つきでも、ちょっとやそっと引っ張ったぐらいじゃ、鳴りやしません。かなり力づくでようやく鳴らして、「商売繁盛 商売繁盛 商売繁盛」と三回拝んで「それは流れ星の作法だ」とセルフで突っ込みつつ、ほうほうの体で退散してきました。こんなんでお稲荷さんに聞き届けて貰えるのだろうか。
珍しく正月らしい事をして、仕事への意気込みを新たにしつつ参道にて、お稲荷さん名物「スズメの焼き鳥」をいただいた。以前マルツに千松信也さんの「ぼくは猟師になった」と言う本を借りてから、「稲荷に行ったら絶対食べよう。」と思っていた物です。昔から気にはなっていたけれど、子供時分には食べさせて貰えなかったまま、この日まで過ぎてしまっていた憧れの食べ物。何しろもうどこからどう見ても「焼き鳥」としか言いようが無いルックス。コレに比べたら鶏のパーツが串に刺さった物なんて、焼き鳥とは呼べない。悔しかったら一羽丸ごと刺してみろ。さすがに写真はアレなので載せませんが、子供の私が食べたかったぐらいですから案外グロくないです。コンガリ焼けて食欲をそそりますよ。それでですね、こいつを頭からバリバリ齧るわけです。初めはタレの味しかしませんが、噛んでいるうちに癖の無い、いい味がしみ出てきます。肉がほとんど無い分、骨までいや頭蓋骨まで食べられます。食べてる人少なかったけど。
私は神社を出て、一番近い店に入りましたが、参道には他にも数件焼き鳥を売りにしている店があります。記憶ではもっと沢山あったように思っていたのですが、後日調べてみるとこの時点で3軒、三が日が済んでから内1軒が閉店したそうです。毎日新聞のweb版によると、材料不足が原因だそうで、スズメの減少と猟師の高齢化などで国産の収穫が激減した上、中国が野鳥の輸出を禁止したのがその理由とありました。もう2件しか残ってないのですが、名物なだけに、厳しいでしょうが頑張ってもらいたいものです。食の伝統を支える、千松さんのような若い猟師さんの存在をありがたく思います。
あ、千松さんの本に書いてありましたが、食べるなら必ず国産を。味が全然違うそうですから。尤も中国産は輸入できないし、冷凍の在庫も底を付いたらしいので、今は国産しか売ってないと思います。おいしいですよ~。
正月早々食べ物の話が長くて恐縮ですが、今年もどうぞよろしくお願いします。
皆様とご縁がありますように。
sabae