Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

Bananeira

2010-02-13 13:37:22 | food

唐突に暑くなったと思ったら、また寒くなってダウンに逆戻り。
冬の間は服はダウン、飯は鍋で通しております。
sabaeです。こんにちは。
ダウンを脱いだらフリースです。
その下はヒートテックと、ユニクロonユニクロな日々。

先日来店されたお客様ご夫婦(というか、店主夫婦のお友達)に、
土佐文旦2個(と椎茸とトマト)を頂いた。
ご近所さんのお庭で採れた、無農薬の物だそう。
食べた事が無かったので、食べ方を伺い家で頂きました。

曰く、包丁で切込みを入れてからむくべし。
曰く、中袋は必ず外すべし。
曰く、塩を振って食すべし。

教わった通り、包丁で切り込みを入れ、むく。
むけない。浅かった。
予想以上に皮が厚かったので、も一度切り込んで、今度はちゃんとむいた後、
興味をそそられたので、ワタの部分を食べてみたらスゲエ苦い。
予想より相当苦い。
正直なぜあれ程丁寧に、食べ方を教えて頂いたのか疑問だったのですが、
よく分かりました。
俺の予想を超えた食べ物、土佐文旦。
基本的にオレンジなどの大型柑橘類も、中袋ごと食べるタイプなので、
教わってなかったら痛い目に合うところだった。

袋から取り出し1つそのままで食べると、ほんのりとした、上品な甘味と酸味。
果汁は多くなく、小さな1粒1粒に、サクサクと歯ごたえがあり大変おいしい。
次に塩を振って食べると、おおっ! 甘味が引き立ちキレのある、
シャンとした味になった。
ほんのりとシャン。
好みの問題だけど、私はシャンが気に入りました。
ごちそうさまでした。

で、外皮が2個分あるわけですが、文旦は大きいのでかなりの量。
果肉も少し残っているし無農薬だし休日だしで、文旦マーマレードを作ることに。
とりあえずレシピ検索。。。何でものっているもんだ。

上位で引っかかったレシピによると、
キモは如何に皮の苦味を抜くかにかかっているようで、
茹でこぼし3~4回の後、1~2日水に漬けるとかもう無理。
平日の朝とか帰宅後に煮詰めるとかやってらんない。
茹でこぼすだけのレシピもあったので、それらを参考に。
塩振ったのがおいしかったので、隠し味に一つまみ。

我ながら良くできたと思ったので、マルツ家におすそ分け。
でも子供達にはちょっと苦かったかな?
これは大人の食べ物なんだよ。
食べるとおねしょします。

そんなで、
食べておいしく、
マーマレードで2度おいしく、
ネタにもできて3度おいしい土佐文旦。
重ね重ね、ごちそうさまでした。

sabae