Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

裏庭日記 v6.0

2011-08-03 18:58:37 | 裏庭日記
店の前の通りを下校する、小学生の行列を見かけない。
そう言えばもう夏休みなんだなと思いながら、
下校児童たちの喧騒が聞こえないのも少々寂しい。
毎年の事とは言え、夏休みは子供達には楽しみにしていた大イベントだろう。
親御さんたちには、ご苦労様ですとしか言いようが無いが。
sabaeです。
お久しぶりです。
長いブログ休みでした。

今年の春も裏庭では、色々花が咲いてくれ、ミツバチはじめハナバチの仲間やアブ、チョウ達が受粉してくれてました。

(ツクシノバラとマルハナバチ)


花の季節はまるっとスルーしてしまいましたが、実の収穫のご報告。



巨峰です。
実が小さくて、不ぞろいですけど巨峰です。
苗を買ってから3年、ようやく実を付けてくれました。
実が熟すのが早すぎる気もしますが、屋内で天井が半透明のプラスティック波板なので、ちょうどビニールハウスのような環境になっているせいでしょうか。こいつはマルツが世話をしているので、是非味わわせてあげたいのですが、丁度買い付け旅行中。かと言って収穫しないわけにもいかず、撮影の小道具にした後、マルツの娘達に進呈。2粒分けてもらった。
小粒で酸味は強いが、甘みもしっかりあり、好きなタイプの味でした。



ブルーベリー。
2株ある内の1株が沢山実を付けました。
ちょっと欲張りすぎたかとも思いましたが、充分大きく育ってくれて、連日収穫に勤しんでおります。
あまり鳥に狙われることも無いようで、それって味がお気に召さないと言うことかと、若干寂しい気もしますが、ゴミを漁るカラスにも、登下校時の児童にも見向きもされていない。
いや、良いんですけどね。管理が楽で美味しいので、もう何株か増やして、ジャムが作れるぐらい育てようかとも思っております。

しかし最近の児童はお行儀が良いと言うか、コンプライアンスが行き届いているというか、そこらへんの家に成っている果物を盗んだりしませんね。
私が子供の頃などは、食べられる実は人んちの庭に忍び込んでまで、盗み食いしていたような。柿、枇杷、柘榴、無花果の大物から、スグリ、グミなど小物まで。山に入って、自生してるよく分からない実まで口に入れていたので、今にして思えば相当危険な気もしますが、友達の誰かが詳しかったりして生きながらえたようです。

先日疎水沿いを歩きながら通勤しましたが、道々植わっている木など見ていると、ビワやヤマモモが実をたわわに実らせている。にも拘らず、誰も食べない物だから歩道が落ちた実で埋まってました。この辺の鳥達は舌が肥えてやがるのか、はたまた味の悪い実なのかは分かりません。ひょっとして山に食べ物が多くて、里まで来なくなっているとしたら何よりですけれど。
誰も食べなかった実を少し寂しく眺めながらも、食べる相手が居ようが居まいが、毎年実をつける木々を頼もしくも思ったり、去年と同じ夏が巡って来ることを幸せに感じたりしながら、日々働いております。

sabae


Tom Waits "Glitter and Doom live"