昨日、立春だったのですが、今朝は朝から雪が降っています。
空もどんより チラチラ舞う雪を見るだけで寒いです。
さて、ご飯を食べた後に急に眠くなる
そんな方もいらっしゃると思います。
いくつか原因がありますが、最近注目されているのが、血糖値スパイク と呼ばれるものです。
血糖スパイクとは食後に血糖値が急激に上昇する生理反応です。
食後に血糖値が高くなると、正常な量まで下げようとしてインスリンというホルモンが膵臓から分泌されます。
このときに大量のインスリンが分泌されると、血糖値が急降下します。血糖値が下がりすぎると脳にブドウ糖が十分に送られなくなり、強い眠気を感じるといわれています。
血糖値スパイクが起こっているかどうかは健康診断では空腹時の血糖を測定するため、発見しにくいものです。
その一方で血糖スパイクは動脈硬化を引き起こす原因にもなるということが分かってきており、重篤な病気リスクを高める要因となっています。
血糖スパイクを予防するためには
①糖質の多いランチを避ける。
ランチといえば、ラーメンやうどん、そば、牛丼、カレー、おにぎり、菓子パンなど簡単に食べられるもので済ませる人もいますね。こういったメニューは炭水化物(つまり糖質)がメインです。
糖質が多いものを食べると急激に血糖が上がり、その結果として血糖スパイクが起こります。炭水化物に偏ったメニューを単体で食べるのはお勧めできません。
②食物繊維のたっぷりの野菜から食べてみましょう
炭水化物を食べてはいけないというわけではなく、糖質の高いものから食べると血糖が急激に上がるので、食べる順番を気を付けるだけでも違います。
糖質の吸収をゆっくりにするために、野菜などの食物繊維を先に摂取するとよいといわれています。
野菜でおなかがいっぱいになってしまうという、食が細い人は タンパク質から摂取するのもおすすめです。
③朝ごはんは抜かないように!
朝ごはんを抜く人もいますが、そうすると昼ご飯の時の糖の吸収が多くなり、血糖スパイクが起こりやすくなります。
④とにかくゆっくり噛んで食べましょう
早食いは大食いや血糖の急上昇の原因になります。お昼は休憩時間が短く、さっさと食事を終わらせたいという人もいるかもしれませんが、ゆっくり噛んで食べることで血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。
睡眠はしっかりと取れているのに、食後にいつも眠くなるという方はまずは食生活の習慣を見直してみるとよいかもしれません。