昨日は一日、肌寒くクリニックでは久しぶりに暖房を入れました。
日中も気温が上がらず、季節が戻ったようでしたね。
夏も近づく八十八夜~ 唱歌『茶摘』でよく知られている一節です。
八十八夜は春分から数えて八十八日目にあたる日を指しています。「八十八夜の別れ霜」という言葉があるように、この頃から霜の心配が少なくなり、農作業を始める目安として使われていました。(ここ数日の寒さではお野菜も全く育ちませんが・・・)
八十八夜は新茶を摘む目安となる日でもありました。
一般的に、新茶は美味しいとされています。
私も今年の新茶を静岡の親戚から送ってもらい、いただきましたが 爽やかな香りと色にうまみ 春を感じましたよ。
新茶には旨味となる「テアニン」という成分が豊富です。お茶の葉は冬にゆっくりと養分を蓄えるため、春になって目吹いた最初の葉にはテアニンが多く含まれています。
テアニンはお茶の旨味となるだけでなく、心身をリラックスする働きもあります。テアニンを使用した実験では、脳の興奮を抑えて神経を鎮静化させる効果が認められています。
お茶に含まれる成分では苦みとなる「カテキン」にも注目が集まっていますね。
カテキンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用や抗ガン作用だけでなく、抗ウイルス作用もあります。これは、細胞にウイルスを付着しにくくする働きがあるためと考えられています。
テアニンとカテキンはお茶の淹れ方によって含まれる量も変わってきます。
50度くらいのお湯でゆっくりと入れるとテアニンが、熱いお湯でさっと入れるとカテキンが多く抽出されるそうですよ。そう思うと、私はちょっとせっかちで、熱いお湯で入れてしまっていることが多く。。。
結果、カテキンを多くとれてるのかな?!どうかな?!と思いました。
新茶の季節、普段お茶をのむ機会が少ない人もぜひ楽しんでください。
ペットボトルのお茶とは違う、おいしさが溢れていますよ