旬の味覚のお話
久しぶりになってしまいました。
大根や白菜、最近はとても美味しい春菊を地元の直売所で手に入れて、楽しみましたが、去年の今頃に紹介した気がして。
春キャベツはどうだったかな?と思いながら書いてみます。
キャベツは年に3回収穫時期があります。
今の11-3月ごろに収穫されるものは早春キャベツと呼ぶようです。冬キャベツと言ったり、「寒玉」と呼んだらもするようですね。
あとは春キャベツの4-6月、夏秋キャベツ7-10月です。
早春キャベツは甘味があり、とても柔らかいのが特徴です。
シールを貼ったままだと反射して写真がだいぶ難しいです。
栄養価に関しては、季節によりキャベツの栄養価は大きく変わりはないようです。
基本的には、含まれている栄養成分などはほぼ同じです。カルシウム・カリウム・カロテン・葉酸・ビタミンC・ビタミンKなどです。
しかし、ビタミンCは一般のキャベツ100g当り38mgなのに対し、春先のキャベツは100g当り51mgと1.3倍ほど多くなっています。
また春先のキャベツの方が、ほんのりと色が濃い分、β-カロテンも多いそうです。春のキャベツは普通のキャベツに比べて、βカロテンが約3倍あるそうです。
キャベツ類には『キャベジン』でおなじみのビタミンUが含まれ、胃腸の粘膜を健康に保つ作用があるといわれます。
定食の揚げ物やトンカツには、千切りキャベツがついていますね。揚げ物で胃もたれしたり、胸やけしないように、キャベツを一緒に食べるようになっているのです。また、免疫力を高めたり、抗酸化作用のあるイソチオシアネートやペルオキシダーゼという酵素も豊富に含まれています。
早春キャベツは冬と春のキャベツのそれぞれの特性を持つため、生食から加熱調理まで、さまざまな調理が楽しめます。
メニューも豊富で美味しいキャベツをぜひ味わってください。
加東市 青山医院
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