朝夕は少し空気が涼しく感じられる日が出てきましたが、日中はまだまだ暑いですね。
子供たちの夏休みが終わり、日常生活が戻ってきていますが、この夏は本当に暑くて、日中で過ごすことが多かったため、子供たちも学校に行くだけで疲れがたまってきているようです。
暑さがこたえます。
また、運動不足な毎日が続いていたので、外来をしていても体重が増えちゃった!という方もちらほら・・・
夏なのに~と言ってますが、夏は夏で アイスやジュースや暑さでの運動不足などなど 体重が増える要因は沢山あるように思います。
食事制限でのダイエットを頑張ってるけれど、なかなか体重が思うように落ちない という話を耳にします。そういった経験はありませんか?
基本的には 摂取と消費のバランスなので、摂取カロリーよりも消費カロリーが多ければ、体重は減少するはずです。
ここでポイントになるのは、カロリーを最も消費するのは「基礎代謝」であるという点です。
基礎代謝というのは、呼吸や体温調整、内臓の働きなどなど、生命維持のために消費されるエネルギーのことで、一日の消費カロリーの約70%を占めるほど大きなカロリーを消費しています。さらにいえば、基礎代謝の中で最もカロリーを消費しているのは「筋肉」です。
このことから、加齢によるダイエットの難しさは、筋肉の衰えと関係があることが分かります。
ダイエットといえば、食事量を減らす方法が定番です。しかし、中年期以降は筋肉量が落ちてしまうような食事制限をしてしまうと基礎代謝が低下して、ダイエット効果が現れにくくなるのです。
こうした状況を解消するには、筋肉を維持していく取り組む(運動と良質なたんぱく質の摂取)が求められます。とはいえ、無理を強いる必要はないかなと思います。
負荷の軽い有酸素運動やストレッチ、バランスの良い食習慣を日々、実行するだけでも、筋力を維持し、基礎代謝をあげる効果は期待ができます。
食事で一時的に体重が減っても継続していくことはなかなか難しいです。
基本的な食事、運動の積み重ねがやっぱり大事だなと実感する毎日です。
無理なく楽しく続けましょう。体重はできるだけこまめに計っていきましょう。
食欲の秋が始まっていますので、ぜひ筋力維持につとめていきましょう。
参考になれば幸いです。