春らしい陽気が増えてきましたね。
昨日はとても天気が良くて、次女は風邪ひきですが外遊びを少しだけ楽しみました。
11日の休日診療当番は予想外に患者さんが押し寄せて 開始30分の時点で手いっぱいになってしまい、急遽お休みのスタッフさんにも出勤していただいて、夕方17時までフル出動でした。
インフルエンザとコロナの方が大半で、どちらかといえば2:1くらいの割合で インフルエンザA型が多かったです。普段、地域差がわりとあって、当院のある東条地区では他地域でインフルエンザが流行りだしても少し遅れて流行しています。最近もパラパラ陽性者がでている程度でしたので、土曜日の救急は小野・西脇・加東市の中でも滝野地区の方の受診が多くほとんどがお熱でした。
これから東条地区でも流行が後れてくるのかもしれません。
さて、春らしい日が増えたとはいえ、まだまだ冷える日も多く、学校が寒い と言っていた長女の足に数日前にしもやけができてしまいました。今時~とおっしゃる方はいますが、外来でもしもやけで 悩んでいる方は多い印象ですよ。塗り薬・飲み薬・漢方薬などありますので、ご相談ください。
身体の冷えがらみの話題です。
「根菜(土の中で育つ野菜)」には身体を温める作用がある ということが知られています。
その根拠としては、漢方や薬膳の考え方が基になっているようです。
根菜といえば、どの野菜を思い浮かべますか?
大根・ごぼう・ニンジン・ジャガイモ といったところでしょうか?
興味深いことに漢方では、この4つの根菜は身体を温める野菜に分類されていません。
とくに大根・ごぼうは身体を冷やす野菜に分類されています。
寒:こんにゃく(芋)・レンコン(生)
涼:だいこん・ごぼう
平:ニンジン・山芋 サツマイモ・レンコン(加熱)
温:カブ
熱:ニンニク
根菜だからと言って、すべての野菜に同じ作用があるわけではないのです。
では、大根・ごぼう・ニンジン・ジャガイモは寒い時期に食べてはだめなのか というと、もちろんそんなことはなく、美味しくいただいてください。
ポイントは調理方法にあります。
加熱調理をすることでその性質が変わり、身体を冷やす作用を緩和することができます。根菜ではないですが、ネギやニラなども身体を温める食材になります。ショウガやトウガラシなども身体が温まりますね。
旬の食材をできるだけいろいろな種類を摂るのが理想です。冷えやすい人は加熱調理をしたり、乾物を利用すると冷え予防になります。
参考になれば幸いです。
今週も一週間よろしくお願いします。