兵庫県加東市の青山医院の日記です!

日常のこと 診療のこと 医療レーザー治療のこと その他お知らせを書いていきたいと思います

寒さに対する体の反応

2022年01月19日 | Weblog

冬になると誰しも体脂肪が増えやすくなります。

寒さに反応して、気温が下がるにつれ、体温を維持したり身体を守るために体脂肪が増えやすくなるそうです。

その原因の一つに「コルチゾール」というホルモンの働きが挙げられています。

コルチゾールはストレスホルモンとも言われており、身体的なストレス、精神的なストレス、いかなるストレス下においても副腎から産生される量が増えて身体をストレスから守ります。

気温が下がるというストレスから身体を守るために分泌量が増えると考えられます。

コルチゾールはインスリンの血糖降下作用を邪魔する働きがあり(インスリン抵抗性といいます)、太りやすく血糖値が上がりやすくなると考えられています。

 

余談ですが、コルチゾールは治療で使用されるステロイド剤の仲間です。

なので、ステロイド点滴やステロイド内服、ステロイドの関節注射など、ステロイドを使用した治療のあとには血糖が上がりやすくなります。ステロイドの外用薬はそこまで血糖が上昇しない印象ですが、長期間使用していたり広範囲に強いステロイド使用している場合は血糖に影響を及ぼすことがあります。

 

 

今日はここまでです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬の血糖値 | トップ | 血糖コントロールの季節変動 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。