兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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ビタミンD 魚料理と日光浴

2024年05月09日 | 病気

連休が終わり、通常診療がとても混みあい、忙しく過ごしています。

待ち時間が多くなってしまい、皆様には申し訳なく感じています。

GWの真っ最中の休日診療当番では 予想外に発熱や風邪症状・のどの痛み そういった方が多く来院され、お昼を食べる間もなく一日が過ぎました。

普段かかりつけでない人が多かったので、その後の状況がわからず 大丈夫だったかな~と心配しながら過ごしています。

コロナ患者さんも比較的多い印象でした。

 

GWは暑いくらいのお天気が続いていましたが、あけてからは反対に少し肌寒い日々です。体調崩さないように気を付けたいですね。

 

外で過ごすことも多い季節ですので、ビタミンDについてのお話です。

ビタミンDは腸管からカルシウムを吸収するのを助け、血液中のカルシウムが骨に沈着するのを助ける役割をしています。

 

このため、ビタミンDが不足すると、くる病(小児期に骨が軟化する)や骨軟化症(成人になってから骨が軟化する)といった病気をおこす恐れがあります。

 

最近の研究では、日本人の約98%がビタミンDが不足していると判定されました。

その理由の一つは 魚を食べる機会が減っていることです。魚にはその他の食材より多くのビタミンDが含まれます。

例を挙げると、鮭80gには25.6μgのビタミンDが含まれますが、鶏もも肉150gは0.6μgとなっています。

 

また、別の理由としては日光を浴びる時間が減少していることです。ビタミンDは紫外線を浴びることで体内で生成されます。しかし、私もシミやしわなどが気になり、過度に紫外線防御してしまうのですが・・・

紫外線による健康への悪影響がクロースアップされることで、日差しを避ける習慣が定着しています。

 

ビタミンD不足を解消するためには魚を毎日少しでも食べることが勧められます。

また、紫外線に関しては、日差しが強まるこれからの季節は難しい判断が求められますが、(ひどい日焼けには注意して)1日30分程度は意識して太陽の光を浴びた方がいいようです。

確か手のひらの日光浴でもビタミンDは生成されたはず!

手のひらはメラニン色素が少なく、シミにはなりにくいため 私は手のひら日光浴で頑張りたいかなと思います。

 

参考になれば幸いです。


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