兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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注射の痛みを和らげる工夫

2022年02月18日 | Weblog

おはようございます。

昨日も加東市のコロナワクチン集団接種でたくさんの方が来場されました。

注射の痛みの感じ方も個人差が大きくて、打ったかわからなかった~もう終わり?!とおっしゃる方もいれば、

隣のブースから 痛い痛い痛い!と大きな声が聞こえたり。

痛みで腕が逃げる方や体中に力が入ってしまう人も。

 

本当に個人差が大きいなと思いました。

痛みの感じ方ですが、若者・女性・注射の痛みに対する不安の強い人は痛みをより感じやすいといわれています。

注射への不安を軽くし、注射の痛みを和らげる試みはどの医療機関でも行われているわけではありませんが、ご自身でできることもあり、知っていれば役に立ちます。

 

予防接種において注射の痛みを和らげる様々な工夫を紹介します。

医師が行う行為や医師の指導が必要な行為も含まれますので、一部は参考程度にしてください。

①予防接種の前

1.冷やす : 注射部位を保冷材などで冷やしておくと痛みを感じにくくなります。

当院では子供さんの予防接種に限り(以前は大人の方も冷やしましたが、今は時間的な余裕がなくて、お子さんだけになっています)1分程度冷やしてお注射しています。

 

2.押さえる :注射部位を圧迫しておくと痛みを感じにくくなります。

 

3.母乳や甘いものを飲ませる ;子供に母乳や甘いものを飲ませておくと痛みを感じにくくなります

 

4.薬を用いる ;注射する1時間前に針を刺す痛みを和らげる局所麻酔薬(パッチ・クリーム)を注射する部位に貼る、又は塗っておくとほとんど痛みを感じなくなります。(医療行為です)

 

②予防接種の最中

5.気をそらす 子供の場合はおもちゃや動画で注射から気をそらす方法があります。大人なら、好きなことや注射以外のことを考えることにより、注射の痛みを感じにくくなるかもしれません。

 

③予防接種の後

6.ほめてあげる :子供さんが痛い注射を我慢して受けることができたことを、周りの大人がよく頑張ったね と忘れずに褒めてあげてください。

 

予防接種などの注射は受ける理由を納得して心構えができていると、注射の不安や恐怖を感じにくくなり痛みにも立ち向かえます。

 子供にはある程度の年齢になれば、「病気から守ってくれる注射だよ」と説明する。

「じっとしていればすぐ終わるから頑張ろうね」と励ますなど、注射することを事前に知らせておくことが大切です。

また、注射する際に周りの大人が穏やかで和やかな雰囲気なら、子供がリラックスでき、無用な緊張をさせずに済みます。

 

 

コロナの流行で、子供さんのワクチン接種が後回しにならないことを願います。

参考になれば幸いです。


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