兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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新型コロナワクチンで熱が出たときは

2021年06月29日 | Weblog

新型コロナワクチンの接種が地域でも進んできました。

外来をしているとすでに2回接種を終えた高齢者にも多くお話を聞けます。

 

やはり当初の報告通り、より高齢の方ほど副反応が軽い印象で熱も出ず、ちょっと腕が痛いくらいで終わったという方も多かったです。しかし、中には2回目接種の後に 発熱があるので。下痢が続くので。あとはめまいとふわふわした感じが続く などコロナワクチン後の不調のために来院される方も増えてきました。

 

また、当院の個別接種でのご質問をいただくことが多いのも解熱鎮痛剤や熱の時の対処法などです。

副反応の多くは当日の夜から翌日程度、接種後1-2日以内に起こることが多く、そのほとんどが数日で改善します。

厚生労働省は、発熱などがあり必要な場合は、解熱鎮痛剤を服用するなどして様子をみてください と案内しています。

 

実際にドラッグストアの解熱鎮痛薬のコーナーはだいぶ品薄になっているようで、どなたかが見に行った時には棚がすっからかんだった と外来でお話しされていました。

そんな状況も受けて、厚労省はさらに解熱鎮痛薬の使用できる主成分に関しても公開しています。

アセトアミノフェンでなければ・・・といった、ネット上の情報もあるようですが、基本的には市販の解熱鎮痛薬はだいたい使えると思います。

 

以下リストですが

▼ アセトアミノフェン(エキセドリン、バファリンプレミアム、ノーシン、セデスなど)
▼ イブプロフェン(イブ、リングルアイビー、ナロンメディカル、バファリンプレミアムなど)
▼ ロキソプロフェン(ロキソニンなど)

※イブプロフェンとロキソプロフェンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

アセトアミノフェンは、低年齢の人や妊娠中・授乳中の女性でも使用できますが、製品毎に対象年齢などが異なるので、対象を確認のうえ使用するよう注意を呼びかけています。

 

また、予防的投薬がよいと聞いた。ワクチンを打ったら飲んでおいたほうがいいと職場の人に言われた といった方が数名いらっしゃいましたが、特に予防投薬はいらないと思います。

免疫反応のひとつとして熱が出ているので、自然な反応といえば自然な反応です。

熱が上がって体がだるかったり そういった状況を我慢する必要はないかなと思いますが、症状が何もないのに心配で飲む という必要はないと考えます。

 

 

新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省

新型コロナワクチンの接種についての質問を紹介していきます。

 

 

 

厚生労働省のQ&A集には皆さんが疑問に感じるようなことをまとめて掲載されています。

なにか困ったら、少し参考にされるとよいと思います。

 


 

 


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