兵庫県加東市の青山医院の日記です!

日常のこと 診療のこと 医療レーザー治療のこと その他お知らせを書いていきたいと思います

季節性インフルエンザワクチンについて

2021年09月07日 | Weblog
秋らしい空気が感じられ、コロナワクチンの接種を進めている途中ではありますが、季節性インフルエンザワクチンに関しても気になる季節になりました。

例年、10月初旬からインフルエンザワクチン接種を始めますが、今年はコロナワクチンとオーバーラップしてしまいそうです。


最近連絡があったのですが、今年は昨シーズンに比べて季節性インフルエンザワクチンの供給量が去年の約8割程度に予定だそうです。また、時期的にも始まりの10月供給量は少なく、供給時期は12月中旬までずれ込む見込みとのことでした。


昨シーズンのインフルエンザ患者さんは全国的にも皆無と言って良いほどでした。
しかし、同様に少なかった子供のRSウイルス感染などは時期がずれて爆発的な広がりがありましたし、今シーズンのインフルエンザに関しても油断はできない状況と思います。

例年摂取されている方は、今年も時期を見て接種が好ましいと思います。
基礎疾患がある方はぜひ接種をしておいた方が良いのではないかと考えています。
また、コロナワクチン接種対象でない12歳以下のお子さんも可能な範囲でワクチン接種を推奨します。


新型コロナウイルスのワクチンからは現時点では前後2週間の間隔を開ける必要があるとされています。今後変更になる可能性もありますが、10月のインフルエンザワクチンの時期が近づいてきていますので、その辺りも含めてスケジュールを立ててみてください。


参考になれば嬉しいです。



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防風通聖散

2021年09月06日 | 病気

こんにちわ

だいぶ秋らしく過ごしやすくなりましたね.
今日の午前外来では長袖の患者さんもいらっしゃって、季節の移り変わりを感じました。
朝晩は涼しいですよね。
 
さて、以前からではありますが、夏頃から防風通聖散を指名して希望される方がちらほら見受けられました。
この漢方、ドラッグストアなどでも、肥満に!みたいな感じで売り出しているのですね。
ネット検索してみるとお腹の脂肪を減らす!飲むだけ~
みたいな文言も多く見られます。
 
 
実際に何例も使用していますが・・・
薬飲むだけだとそこまで劇的な変化はない というのが正直なところです。
私自身は必要がないと思っているので、内服したことはありません。
 
しかしながら、体質改善の観点からいうと、便秘気味の患者さんが改善されて、その分すっきりしたり、
体調がよくなったり とうれしい声も聞こえます。
 
防風通聖散は脂肪細胞における代謝を活性化して、全身にある白色脂肪細胞の分解を助ける働きが報告されています。
また、首の後ろや脇の下、肩甲骨、心臓、腎臓の周りにある褐色脂肪細胞での熱産生も増加させるという働きがあります。そのため体脂肪の減少効果、基礎代謝アップのために肥満症に効果があるとされています。
 
体格としてはお腹に皮下脂肪が多く、便秘しがちな人に効果があります。むくみの改善作用もあります。
 
メインとなる生薬は、防風(ボウフウ)と麻黄(マオウ)です。麻黄はエフェドリンというアドレナリン刺激作用を持つ成分です。これが主に脂肪細胞燃焼作用があると認識しています。
 
しかしながら、防風通聖散に含まれる麻黄は劇的な体重変化をもたらすほどの量ではないと思います。
基本的な食事や運動などの日常生活の注意があった上で補助的に内服する そういった意味合いで捉える方がよいです。飲んでいるから体重減るはず・・・と漫然と自由に食事をとっていても体重は一向に減らないと思います。
 
 
厳しいお話かもしれませんが、飲むだけ痩せる痩せ薬はなかなかないです。
実際にあるとしたら、ちょっと危険な成分かもしれませんね
 
海外の減量薬に甲状腺ホルモンが混ざっているものがあったり、下剤が多量に含まれているものなど健康障害を来すような薬もありましたが・・・
 
 
漢方薬、とてもいいものですので、上手に利用して、上手に体調管理をされると本当によいと思います。
 
 
 

 
 
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クリニック南側のいちじくを収穫できました!

2021年09月04日 | Weblog
こんにちわ

雨が降り出すと数日続くため、ちょっと嫌ですね。あまりにも雨が続くので、花壇の夏の花は一部元気がないです。
夏の暑さには強いのですが、長雨には弱いですね。お日様が早く照ってくれるとよいのですが。


さて、雨ではあったのですが、クリニック南側のイチジクが大きくなってるという、スタッフさんの声かけがあり、昨日久しぶりにいちじくを見ました。
そうしたところ順番に大きくなってきたイチジクが!!
きのう、3つ収穫

今日も4つ収穫できました





他にはピーマンやオクラと一緒に写真です。


お昼にいただきましたが、売り物に遜色ないくらいの甘さで、大満足でした。

去年は木を植えて一年目で全くでしたが、今年は患者さんのいちじく農家さんに聞いて、多すぎる枝を落としたり(私ではなく父である院長が)、肥料をやったり(これも私ではなく、患者さんが)して本当に素晴らしい収穫日でした!!


皆さんありがとうございます。
植物は手をかけるだけ答えてくれるので本当に良いですね。
良い週末をお過ごしください。





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新型コロナウイルス 変異株

2021年09月03日 | Weblog
ニュースを見ていたら、新型コロナウイルスに今度はミュー株という変異株が新たに検出されたそうですね。
コロンビア由来とか。




ギリシャ文字の並びはαから始まって
α β γ δ‥

となりますが、ミュー!って?!と思い、調べてみたら



こんなんでした。

けれど、厚労省資料では必ずしも検出順にαβではないのかもしれません。
もうすでに12以上の変異型が出てきてるのかもしれませんし、知られていない変異のものもありそうです。

厚生労働省の資料




αよりβが先だし、ガンマよりデルタが先

名前の付け方ってどうやって決めているのかふと不思議に思ったのでした。

今はもうインド株とか英国株などという国名は原則使わないようですね。どこで最初に検出されたかというだけで、瞬く間に世界中に広がりましたし、やはり国の名前や地域が名前に入ると偏見でもってみてしまいます。







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旬の食材 ぶどう

2021年09月02日 | 旬の食材

ぶどうやイチジク 秋の果物が出回り始めましたね。

当院のある北播磨地区は 大好きなイチジクもそうですが、ぶどうの生産も積極的にされています。

三木や加西 など有名なぶどうが多く、JA直売所でも購入できます。

当院のある東条地区にも有名なブドウ農家さんもあります!

 





今日はブドウの栄養価のお話を書いてみたいと思います。

ぶどうはワインの原料ともなり、赤ワインにはポリフェノールが豊富に含まれることは有名ですね。

ぶどうにはポリフェノールが豊富です。ポリフェノールは抗酸化作用があり、特に皮や種の部分に多く含み、癌や動脈硬化の予防に効果があるといわれています。

またその中のアントシアニンは色素成分で赤色や黒色のぶどうにたくさん含まれており、目の疲れなど視力回復につながる成分として注目されています。皮の渋み成分であるタンニンもポリフェノールの一種です。

また、ぶどう糖という言葉の通り、糖質を多く含みます。ぶどうには果糖とぶどう糖が含まれます。脳や体を動かすエネルギーとして利用できます。一方、吸収されやすい糖分ですので、糖尿病の方では急な血糖上昇に要注意です。

 

ぶどうやワインの酸味成分である、酒石酸という成分も含みます。ぶどう特有の栄養素のようです。

酒石酸は消化吸収されにくいため、腸管まで届き、腸内細菌のエサとして利用されます。腸内細菌が活発になり、腸内環境の調節につながります。

その他、ビタミンやミネラルも大変豊富です。

 

ぶどうも私が小さかった時に比べてずいぶんと種類が増えましたね。

先日、道の駅にブドウを見に行った時にも 表が張ってあり、何種類もの(10種類はあったと思います)ぶどうのそれぞれの風味、香り、甘味や酸味の特徴などが記載されていました。

時期で少しずつ手に入るぶどうも変わってきますが、品種によって食べ比べてみてもとても楽しいですね。

 

旬の食材をぜひ手に取って楽しんでみてください。

 

 


 

 

 

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幸せな低酸素血症??

2021年09月01日 | Weblog
こんにちわ
今日の午後からコロナワクチンの予約再開しています。
残り枠がいずれの接種会場ともにわずかになってきているようです。
ご希望の方は早めに予約をしてくださいね。


さて、ニュースを見ていての違和感

幸せな低酸素血症
という言葉

新型コロナ感染で低酸素血症にも関わらず、自覚的な息苦しさがない状態を指すようです。
車運転していたコロナ患者さんが、事故をして、その方の病態がそのような幸せな低酸素血症であったのでは?という記事もありましたが。







低酸素血症で苦しいのは辛いですが、苦しくなくて知らない間に病状が悪化するなんて、怖い、以外にないです。

幸せなんていう表現が使われていますが、幸せなわけない  と。
言葉への違和感が強く、取り上げました。

近隣の先生とお話ししたのですが、やはりコロナ患者さんは熱が前面に出るようですね。鼻汁だけでも可能性あるという記事も散見しますが、鼻症状だけでPCRしていたら、もっと患者さんの数は多くなりそうですね。






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