


眠る前に読書をするという方、割といらっしゃいますか?
私は子供たちと一緒に寝るので、電気がつけられない という理由で、本を読むのは朝早くもしくは合間時間が多いのですが。
眠る前の読書は 本を読むうちに眠気を覚え、自然に眠れるというので良いですよね。
テレビを見たり、スマホを触っているより 断然眠りに対しては良いと思います。
けれど、読み進めるうちにどんどん目が冴えるってことないですか?
本の内容もあるかもしれませんが・・・枕元の照明の色によるかもしれません。
おうちの明かりは青白い蛍光灯と温かみのある暖色系の白熱灯の大きく2タイプあります。蛍光灯の明るい光は太陽光に近いイメージです。朝、太陽の光を浴びると全身が目覚めるように活動的になり、頭が働く作用があります。
これに対して、温かみのある暖色系の自然灯は人の気持ちを落ち着かせる作用があります。
この光にはメラトニンと言って睡眠ホルモンと呼ばれる物質を体の中で作りやすくする作用があります。脳に働きかけて眠りに誘います。
メラトニンは青い光の下ではほとんど作られません。蛍光灯だけではなく、白色・青色LEDの光も同じです。
青白い光は眠りには逆効果なのです。ですから、せっかくの読書をLEDの強い光のもとで習慣にしていたら、目が冴えて眠気が遠のいてしまうのです。寝室での読書は暖色系の光を使ってみてください。
最近は調光機能の付いた照明器具もありますね。暖色・蛍光色と使い分けれるとよいと思います。
青白い光という意味ではスマホやタブレットのブルーライトも同じです。タブレットで読書 はちょっと脳が覚醒しやすいでしょうね。どうしてもタブレット読書の場合はブルーライトカット眼鏡やフィルターを利用が良いと思います。
メラトニンは入眠に大事なホルモンですが、抗酸化作用もあり、アンチエイジングやがん予防もあるといわれています。
光の効果でメラトニン量が変わるとしたら・・・
ちょっとした心がけで、睡眠によい読書ができるとよいですね。
2月1日から加東市のコロナワクチン3回目接種が高齢者を中心に始まりました。
一部、医療従事者など優先接種者もいらっしゃいますが、基礎疾患を持つ18歳から64歳までの方にも接種が開始される予定です。
接種間隔期間を8か月から6か月に短縮するとのことです。
基礎疾患がある方は基礎疾患接種希望届という書類を加東市の健康課に提出(郵送または持参)し、届出済証を発行されたのちに接種を受ける形になります。届け出は2月4日から開始です。
接種予約は2月18日金曜日の午後1時から予約可能になります。
該当する方は届出・確認をお願いいたします。
加東市以外に住民票がある方は各市町村の方針ですので、各市町村でのご確認をお願いいたします。
また、妊婦さんおよびそのパートナーに関しても同様の措置が取られます。
ワクチン接種2回目からの間隔を8か月から6か月に短縮し、接種が可能です。
こちらに関しては妊娠中の方(18歳以上)は妊娠届出書を提出済みであれば、接種券が届出なしで届くようになっています。接種券が手元に届きましたら、基礎疾患の方と同様で2月18日午後1時から接種予約を取ることができます。
パートナーの方は届出が必要です。妊娠中の方へ接種券が発送される際にパートナーの方の届出書が同封されていますので、活用してください。
2月中はワクチン予約枠は当院ではいっぱいになってしまいました。
集団接種や一部の開業医さんで接種可能な場所があるようです。3月以降もワクチン接種は続きますので、オープンまでしばらく待っていただければよろしいかと思います。
よろしくお願いします。
1月から2月の外来をしていると、多くの人が体重が増えてしまって~
食べすぎちゃって 寒くて動かなくて・・・
とお話しされます。
私自身も、冬は体重が毎年増えますので、そういうサイクルと割り切って、例年の増え幅ではあまり気にしていないのですが。
身近な健康状態チェックするのに、今や一般的になっている体脂肪測定機能付きの体重計。
ご家庭に置いているよ という家庭も多いのではないでしょうか?
体重計に体脂肪測定機能が備わったものはとても便利ですね。
お風呂上りに毎日のって、測定し数値に一喜一憂している人は多いかもしれません。しかし、測り方次第では正確な数値を得ることができません。
体脂肪計で測定できるのは体脂肪率です。
身体の中でどのくらいを脂肪が占めるのか ということの目安がわかるのですが、この測定原理は身体にわずかな電流を流すことで測定します。脂肪は電気を通しにくく、筋肉は通しやすい。この性質から電気抵抗値をもとに、脂肪とそれ以外を予測するものです。
身長や性別・年齢を正確に初期入力するのは、統計データと照らすため。
そして、大事なポイントは身体に含まれる水分量や体温が変化すると体脂肪率も変わるということです。
体脂肪が高めになるのは水分量が少ない場合と、体温が低い状態の時です。
逆に水分量が多くなるときや体温が高い時は体脂肪率は低めに出ます。
つまり、同じ身体の条件でないと比較をすることは難しいのです。
朝起きた時とお風呂上りでは数値を比較できません。
汗で水分を失っている起床後や運動の後、寒さで冷え切っているときなどは体脂肪は高め。
熱が出ていたり、お風呂上がりの体温が高い状態などは低めに出ます。
そのため、体脂肪の測定は毎日同じ時間 同じコンディションで比較するのが大切です。
そして、ちょっとした変動で一喜一憂しないのも大事です。
お勧めはおトイレを済ませて、入浴前が安定しやすいのではないかと思います。
せっかく測定をするのであれば、できるだけ正確なデータで活用できるとよいと思います。
参考になれば幸いです。