あきる野市にある沖倉製材所に行ってきました。
沖倉製材所は多摩産材を使うことに一所懸命な製材所で、アーク・ライフの仕事でも何度か材料を出してもらっています。今日は、構造材、仕上材のほとんどに多摩産材を使う住宅の材料を見に行きました。
現在の工事の段階は構造材の刻みに入る前で、土台搬入を控えているところです。今回は土台が仕上がったということで、お施主さん、工務店さん・棟梁と一緒に搬入前の確認に行ってきました。
多摩産材を使う場合、木材の乾燥具合が気になります。今回人工乾燥をし20%台にして出荷して貰うこととしました。実際に土台の含水率を測ってみると、ほとんどが指定した含水率になっていました。また、断面寸法も4寸より分増しした寸法で製材されていて、きちんとした材料として準備が出来ていました。昨年8月に来たときに予約しておいた8寸角の柱は特に高温乾燥をしてもらったわけではないですが、10%台になっていました。

土台の含水率を測定しています
まだ、梁、柱の搬入は先のことですが、一部出来ている梁も確認しました。丸太梁は含水率計の電極がうまくあてられなかったため、含水率は図れなかったのですが、よく乾燥しているようでした。松梁の含水率は10%台になっていました。
丸太梁は直径が末口で8寸長さ6メートルのものや、末口で1尺1寸長さ4メートルのものがあり、乾燥しているとはいえ重くて持ち上がりませんでした。計算してみると、径8寸長さ6メートルの丸太は約130kg、径1尺1寸長さ4メートルのものは約200kgにもなります。心配になって棟梁に加工できるか尋ねたら、もっと重いケヤキの大黒柱も加工したことあるし大丈夫とのことでした。
今後も何度か搬入前に材料検査に来る予定をしています。工程は3月20日に刻みの打合せをして、徐々に刻みに入り、梅雨前上棟という予定です。上棟がとても楽しみになってきました。