3/2に熊本県伝統工芸館に行って来ました。伝統工芸館では生活に結びつき、古くから使用されてきた熊本県の伝統工芸品を展示即売しています。工芸館では写真撮影が出来る箇所と出来ない箇所があります。この工芸館に足を運んで熱心に伝統工芸を観賞している人が多かったです。
※きじ馬は主に人吉地方で作られています。キリ、ダラ、フジ、カシワなどを材料に、形に応じて胴
体をこしらえ、色は黄、緑、赤の顔料を使っています。
※肥後てまりは芯にヘチマを使い、フランス刺繍の糸でさまざまな模様を施しています。江戸時
代、各藩の城勤めの奥女中たちが手なぐさみで作り始めたものが、各地に伝わり、代々肥後の
女性に受け継がれてきました。
※竹製品は熊本では工芸的な方向をとらずに、もっぱら農具や漁具のような、青物とも呼ばれる
荒物に徹してところに特徴があります。
※陶磁器は文禄・慶長の役(1592-98)の際、加藤清正・細川三斎らが朝鮮から伴った陶工によっ
て熊本の近世の窯業が始まったといいます。細川家の肥後転封に伴って肥後に移り住んだ陶
工達が始めたといわれる高田焼、小代焼は藩の保護を受けて発展しました。
※「山鹿灯篭」は和紙と糊だけで立体構造に組み上げられる工芸品で技法は室町時代末から伝
わっており従来の奉納品をはじめ、置物、土産物、インテリア等に利用されています。