蓮の花だより・・・不定期便

季節のうつり変わりと花の香りを求めて、筑後地方を中心に紹介して行きたいと思います。

山鹿灯籠民芸館 ➁

2014-03-23 15:18:31 | 日記










前回の続きです。
山鹿灯籠の由来については第十二代景行天皇が九州御巡幸の折、菊池川を遡って山鹿に上陸されようとされましたが、辺り一帯に白霧が立ち込み、天皇御一行の行手を阻んだため、山鹿の里人が炬火を持って無時天皇御一行を案内いたしました。その時以来、里人たちは行在所跡(大宮神社)に天皇を祀り、毎年灯火を献上したのが、灯籠の起こりといわれています。
山鹿では灯籠製作者のことを灯籠師と呼びます。この灯篭師は、高等な技術と熟練を要し、一人前になるには、十数年の期間が必要であるといわれています。
灯籠に使用する和紙は加藤清正の頃に朝鮮から連れてきた道慶、慶春らによって伝えられ、明治・大正頃までは、玉名郡春富村(旧三加和町)で生産されたものを使い、現在は、八女市柳瀬で漉かれた和紙を使用しています。
コメント (14)
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