再読のための覚え書き
山椒大夫・高瀬舟
森鴎外(1862-1922)
《最後の一句》
船主の桂屋太郎兵衛は、三日間晒された上に死刑が処せられることになった。
太郎兵衛の船が嵐で遭難した際、乗員が残った積荷の米を米主に黙って売り捌き、その金を受け取ったからである。
太郎兵衛の16になる長女いちは、父親を救うために妹と相談して、「父の身代わりに子どもたちをお仕置きしてほしい」との願書を書き上げた。
翌朝いちは、その願書を持って、幼い妹や弟を連れて奉行所へ向かう。
他5編
2022.4.12読了
山椒大夫・高瀬舟
岩波文庫
1938年7月1日初版発行
1983年10月25日51刷
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