再読のための覚え書き
夏の花
原民喜(1905-1951)
原爆を投下された広島を描く、「夏の花」三部作。
掲載は執筆順で、原爆投下の日の「夏の花」、その続きの「廃墟から」。
そして、最後の「壊滅の序曲」は、原爆投下の前夜までの人々の日常を描いている。前二作で惨状を知らされているだけに、人々が生活を営みながら、何も知らずに刻一刻と地獄絵図に向かっていく様子が怖過ぎる。
2023.10.29読了
夏の花
角川文庫
昭和29年8月15日初版発行
旧仮名遣い
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