再読のための覚え書き
風立ちぬ・美しい村
堀辰雄(1904-1953)
《美しい村》
「美しい村」という小説を構想中の若き作家が、滞在中の軽井沢で見聞きしたことや、また、少女(《風立ちぬ》の節子)との出会いを綴ったもの。
《風立ちぬ》
結婚を約束した「私」と節子は、節子の結核の治療のため、富士見高原のサナトリウムに入所する。
限られた命の時間の中で、二人は幸せを確認し合うのだった。
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私小説ゆえなのだろうか、感覚的で美しい描写にもかかわらず捉えどころのない様は、まるで読み手の共感を微妙に避けているかのようにも感じてしまう。
2021.7.22読了
岩波文庫
1956年1月9日初版発行
1982年9月10日30刷
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