再読のための覚え書き
いやいやながら医者にされ
モリエール(1622-1673)
鈴木力衛訳
医者の権威主義を風刺した3幕の戯曲。
スガナレルとマルチーヌの夫婦は、喧嘩が絶えない。挙句の果てに、夫は妻を叩く始末。怒った妻は、いずれ夫に仕返しをしよう決意する。
ジェロントの一人娘リュサンドが病気だと知ったマルチーヌは、ジェロント家に仕える者たちに、夫のスガナレルが医者だと信じ込ませる。
調子に乗ったスガナレルもまた、医者を気取りながら病人の家に向かう。仮病の娘の病気を治しに……。
「病気がよくなろうと悪くなろうと、どっちみち謝礼にはありつける。医者の場合は、人間一匹を台なしにしたところで、別にどうってこともない」
2022.1.11読了
いやいやながら医者にされ
岩波文庫
1962年1月16日初版発行
1987年7月10日26刷
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