asayanのブログ

趣味を中心に、感じたことを書いていこうと思います。

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囲碁小町 その他の棋譜

2011-06-13 08:52:19 | 囲碁
興味深い記述がいくつかあります。


二世安井算哲のちの渋川春海が本因坊道策に対して初手天元の碁。

嘉永6年11月5日からの本因坊秀策と太田雄蔵のジゴの碁。

上記の対局は、文中に簡単な紹介で棋譜は載っていませんが、
実在の棋譜なので、調べることができました。


阪口仙得と宇兵衛との三局の対戦譜。

宇兵衛がフィクションの人物なので架空の対局ですが、目の前で観戦しているように感じる表現がされています。


おりつと筧瑞伯の対局、などなど。


このように『囲碁小町』をじっくり読んでいくと、
味わい深い対局がいろいろ空想できて楽しかったです。

以上で、「対局」を終了します。
有難うございました。
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第七局

2011-06-13 05:47:37 | 囲碁
第七局 文久2年8月8日

三子 おりつ 初段
白 本因坊秀策 七段

本因坊秀策先生、病床にあり棋譜を読む符丁で進む。
左上隅「一の一」 右上隅「十九の一」 左上隅「一の十九」

三子 右上と右下、左下の星
秀策 三の四 小目
おりつ 五の三
秀策 七の三
おりつ 七の四
秀策 八の四
おりつ 六の四



20手で打ち掛けとなり、同年冬、村瀬秀甫により終局まで打ち継がれる。
棋譜は秀策の命日、墓前に供えられた。

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第六局

2011-06-13 05:08:26 | 囲碁
第六局

黒 おりつ 初段
白 俊之助 二段

俊之助 高山道節の次男

おりつ 初手を右上隅の小目
俊之助 秀策流封じ 太田雄蔵が本因坊秀策にもちいた
おりつ 三手目は左上隅の小目
俊之助 その黒石にケイマにかかり
おりつ 左下隅に小目 (左上の白ケイマに四路下にはさめば、雄蔵と秀策の対局と同じ進行 その手合は持碁)

私の資料では、雄蔵と秀策の持碁は嘉永6年11月5日に打ち初め、41手打掛、その後28日に打ち継ぎ翌朝卯の刻に終局。30番碁の第23局。

俊之助 左上隅にケイマにかかり
おりつ 小目の石から斜めに打った (右上隅と左下隅で反転しているが秀策流のコスミ)

俊之助 左上隅から左辺に大きく開いて
おりつ 左下隅の小目からコスミ
俊之助 左辺を守る
おりつ 右下隅のかかり
俊之助 そのカカリに手抜きして、上辺を割り打ち
おりつ 右下隅から詰め寄る
俊之助 手抜きして右辺を割り打つ



一例です。

白の8手目、左辺に開きは、星下の位置かもしれないと思っています。
白の10手目、守りも白D-13のケイマに守りかもしれません。
白の12手目、上辺の割り打ちも星下もありそうです。
黒の13手目、詰め寄る手もいくつか他の位置もあります。
白の14手目、右辺に割り打ちもいくつか想像されます。

中盤から終盤にかけて、複雑な戦いになっています。
表現は詳細に書かれています。いろんな局面の想像ができます。
興味深く、読みました。

結果は、黒勝ち。
七番勝負は、三勝三敗と五分になりました。

さあ、最後の対局はどうなりますか。
楽しみです。
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