―批評文学としての『枕草子』『徒然草』― 放送大学教授 島内裕子先生。
「第1回 春は曙〜季節を生きる」をストリーミングで聴いた。
今回の講義で使っている本は北村季吟の『枕草子春曙抄』とのこと。
そこで国会図書館のデジタルを閲覧させていただきました。
書き出し「春は曙」から夏の書き方に多少違いがある。
「闇もなほ蛍飛びちがひたる。雨さへ降るもをかし」となっている。
165段、(三巻本では190段)
「風は嵐。木枯。三月ばかり夕暮れにゆるく吹きたる花風。いとあわれ也」
所有している枕草子では、木枯の表記はない。そして花風は雨風となっている。
微妙に表現が異なる。
なるほど、説明を聴くと、雨風よりも季節感のある花風の方が風情を感じる。
他の底本などを読み比べるのも面白いですね。
「第1回 春は曙〜季節を生きる」をストリーミングで聴いた。
今回の講義で使っている本は北村季吟の『枕草子春曙抄』とのこと。
そこで国会図書館のデジタルを閲覧させていただきました。
書き出し「春は曙」から夏の書き方に多少違いがある。
「闇もなほ蛍飛びちがひたる。雨さへ降るもをかし」となっている。
165段、(三巻本では190段)
「風は嵐。木枯。三月ばかり夕暮れにゆるく吹きたる花風。いとあわれ也」
所有している枕草子では、木枯の表記はない。そして花風は雨風となっている。
微妙に表現が異なる。
なるほど、説明を聴くと、雨風よりも季節感のある花風の方が風情を感じる。
他の底本などを読み比べるのも面白いですね。