1階のビルトイン車庫の部分。
建物が細長いため、壁量を確保するため
パルテノンという名前の耐力壁をたくさん配置しています。
パルテノンは、幅350mmという極狭壁でありながら、耐力壁として認定され、
優れた特徴を持つ耐力壁です。
従来、耐力壁は幅910mm以上必要とされていましたが、
パルテノンは公的実験で壁倍率7倍相当の性能が証明された910mm未満の耐力壁です。
※壁倍率とは、建築基準法で定められた耐力壁強度です。
壁倍率1倍とは、1.96kNの加力をした場合、変形が壁高さの1/120以内のことです。
1階が組みあがると2階の床を敷き込み、2階の柱などの材料をクレーンで持ち上げます。
2階や3階の床組みは写真のように910mmの升目状に梁が組まれる
甲乙梁構造になっております。
2階や3階の床にピアノや大きな水槽をおいていただいても問題ありません。
甲乙梁構造の上には、まず28mm厚の構造用合板を敷き詰めます。
床に面剛性をもたせることで横揺れの地震に強くなります。
家が箱状態になります。
写真の合板が張っておらず開いている部分は、階段部分です。
ネダノン合板詳細はこちら↓↓
http://www.jpma.jp/nedanon/index.html
28mm合板を敷き詰めたところです。
柱や梁を並べて、これから立ち上げるところです。
こんな風に立ち上げてゆきます。
これは3階部分なので、北側斜線制限で天井が下がる部分の柱は短くなっています。
向かって左側が北側です。
骨組みの最後には棟木という屋根の一番高いところの梁の取り付けをします。
よろよろっと足元が危ない感じですが、大丈夫でしょうか?
棟木取り付け完了の様子です。
棟木を上げるので上棟といいます。
昔は、上棟をすると上から もちやみかんを撒いたりして
時にはお金が紙にくるんであったりして、近所の人が拾いにきたりしたのです。
私の子供のころの記憶ですが・・・・。
最近ではすっかり見なくなりました。
上棟式もしなくなりました。
上棟等して早々に明日はお天気が悪いようで、少し残念です。
今日は昼から建て主のC様も現場にご案内し、社長の野瀬がご説明をさせていただきました。
posted by y.nose
photographed by t.arai