地球の人間は通常流星群を見上げるが、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士ロン・ガラン(Ronald John Garan Jr.)が2011年8月13日に撮影したこの驚くべき眺めでは、ペルセウス座流星を眼下に捕えている。高度約380キロメートルを周回する宇宙ステーションのガランの視点からは、スウィフトタットル彗星から吹き飛ばされたダスト、ペルセウス座流星群は下にある。白熱するまで熱せられた彗星スウィフトタットルから残されたこれらのダストは、眼下のペルセウス座流星群の流星の筋をつくった。この輝く彗星のダストの粒は、地球表面上約100キロメートルの密度の濃い大気圏を通して秒速約60キロメートルで旅している。このケースでは、短い流星のフラッシュはフレームの中央右、地球の湾曲する縁と明るい星アークトルス(Arcturus)の下の緑がかった大気光の層の下にある。2021年ペルセウス座流星群の流星雨が今週ピークに達する。今年、明るい月がほとんど隠れ、比較的かすかな流星でさえも暗い場所から晴れた天を通して見えるだろう。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: 昨日の記事も参考に。
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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。