明日も よろしく!

インコと暮らす 団塊世代の独女です。
残された 自分の時間を 大切に過ごしたいと思います。

論語 ㉙ 過ぎたるは猶及ばざるがごとし

2020年08月21日 | 論語

       過ぎたるは猶及ばざるがごとし

   子貢 問う、
   師と商とは 孰れか賢れる。
   子 日わく、
   師や過ぎたり、商や及ばず。
   日わく
   然らば即ち 師は愈れるか。
   子 日わく、
   過ぎたるは猶及ばざるがごとし。
            
          シコウ トウ、
            シト ショウトハ イズレカ マサレル。
            シ ノタマワク、
            シヤ スギタリ、ショウヤ オヨバズ。
            イワク、
            シカラバ スナワチ シハ マサレルカ。
            シ ノタマワク、
            スギタルハ ナオ オヨバザルガゴトシ。  
   現代語訳
       子貢が 尋ねた。
       「師(子張)と商(子夏)と、どちらが優れていますか」
       先生は おしゃった。
       「師は 過ぎており、商は 及ばない」と。
       「そうであるならば、子張のほうが
        優れていると いうことですか」と子貢が尋ねると、
       先生は、
       「過ぎていることも、及ばないことも
         どちらも同じだ」と お答えになった。

   参照
       仲庸の大切さを説いた、    
       論語の中でも 有名な章句ですね。
       やりすぎてもダメ、やらなすぎてもダメ、
       物事における 取組のあり方を示したものです。
       バランスのよい人に なりたいですね。


   曽子 日わく、
   君子は文を以て 友を会し、
   友を以て 仁を輔く。

          ソウシ イワク、
            クンシハブンヲモッテ、トモヲカイシ、
            トモヲモッテ ジンヲタスク。

   現代語訳
       曽子が 言った。
       「君子は(詩書楽などの古典の)学習のために
        友人を集め、彼らと共に学ぶことによって、
        仁の徳を磨くことができたのだ。」

   参照
       いろいろなことを真剣に 学んでいると、
       同じようにがんばっている人に出会うことができます。
       志を共にした仲間と一緒に、
       理想に 近づいていけたらいいですね。
       真剣に 学んでいると、
       そこに 自然と仁も育まれていくものです。



 
     ※ 仲庸(チュウヨウ)について、少し調べました。
       仲庸とは、かたよることのない 中の道。
       孔子が 最高の徳として説いた概念です。

     子貢は、問答に よく登場しますね。
     この論語の ⑲㉓㉘㉙にも・・・
          一を聞いて以て十を知る。や
         この 過ぎたるは猶及ばざるがごとし。 
     言語に 秀でてたからでしょうね・・・。

     子貢は弁舌に優れ、魯や斉の国の 宰相を
         歴任したともされてます。
     商才にも恵まれ、孔子門下で 最も富を築きました。
      ※ 宰相(サイショウ)とは、
        君子を補佐した 最高位の官職です。

     曽子は 論語⑱にも 登場しています。
     次の章句にも出ていますので・・・その時に。
       
         
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論語 ㉘  仲善く人と交わる。

2020年08月20日 | 論語

       晏平仲 善く人と交わる

   子 日わく。        
   晏平仲 善く人と交わる。
   久しくして 之を敬す。

        シ ノタマワク、 
          アンペイチュウ ヨク ヒトトマジワル。
          ヒサシクシテ コレヲケイス。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。 
       晏平仲(斉の国の首相)は、誰とでもよくつき合った。
       長くつき合えばつき合うほど、
       友人が 晏平仲を敬うようになった。


   子貢、友を問う。
   子 日わく、
   忠やかに告げて 善く之を道き、
   不可なれば 則ち止む。
   自ら 辱めらるること無かれ。

        シコウ、トモヲトウ。
          シ ノタマワク、
          マメヤカニツゲテ ヨクコレヲミチビキ、
          フカナレバ スナワチヤム。
          ミズカラ ハズカシメラルルコトナカレ。

   現代語訳
       子貢が友との交わり方を尋ねると、
       先生が 答えられた。
       友に過ちがあれば、真心をこめて
       諌め導くことが 大事である。
       しかし 聞き入れられない時には、やめるがよい。
       無理をして 自らをはずかしめるような
       はめに なってはならない。

   参照
       友だちづき合いは、特に難しいですね。
       つき合いが長くなると親しくはなれますが、
       ものが言いにくい時があります。
       晏平仲は 斉の国の名宰相でしたが、
       孔子が斉に仕官する話があった時に 反対した人物です。
       自分の仕官を妨げた人物を このように言う孔子の心情は、
       本当は どのようなものだったのでしょう。



   
      ※ はるかの 勝手な解釈・・・・。
         孔子は、晏平仲の件は、
         『不可なれば 則ち止む。自ら 辱めらるること無かれ。』
        の心情だったのでは・・・違うか!?(*´σー`)エヘヘ

         昔も今も、人間関係って・・・永遠のテーマですね。 
         十人十色・・・それぞれ みんな 違いますものね。            
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論語 ㉗   才徳兼備の仲弓

2020年08月19日 | 論語

     近き者説べば、遠き者来る

   仲弓(チュウキュウ)、
   季氏(キシ)の宰(サイ)と為りて政(マツリゴト)を問う。
   子 日(ノタマ)わく、
   有司(ユウシ)を先にし、小過(ショウカ)を赦(ユル)し、
   賢才(ケンサイ)を 挙げよ。
   日(イ)わく、
   焉(イズク)んぞ 賢才を知りて之(コレ)を挙げん。
   日(ノタマ)わく
   爾(ナンジ)の 知る所を挙げよ。
   爾の知らざる所(トコロ)、人其れ諸(コレ)を捨てんや。

   現代語訳
       仲弓が魯の重臣 季氏の領地の代官となり、
       その 治め方を尋ねた。
       先生は おっしゃった。
       「部下となる役人を適材適所に配置するとよい。
       役人を 選ぶにあたっては、
       小さな過失を許す 広い心を持って、
       優れた才能のある者を用いよ」と。
       「どうしたら優れた人物を選んで採用することが
        できますか」と 仲弓が尋ねると、
       先生は おっしゃった。
       「お前の知る人々を選んで用いればよい。
       (このように賢人を用いる志があることを世の人びとが知れば)
       お前の知らない 人たちについても、
       他の人たちが推薦するようになるだろう」と。


   葉公(ショウコウ)、政(マツリゴト)を問う。
   子 日(ノタマ)わく、
   近き者を説(ヨロコ)べば、遠き者来(キタ)る。

   現代語訳
       葉公(楚の国の葉県の長官)が政治について 尋ねると、
       先生は 答えられた。
       「領内の者が喜べば、領外の者も
        自ら喜んで やってくるようになります。」

   参照
       政治に関わる者は、
       人物を見極める目を 持っていなくてはなりません。
       自分が すべてを行うのではなく、
       適材適所に人を置き、充分に働いてもらう。
       それを統括するのが、上に立つ者の役目です。
       仲弓は よき人材を
       自分の知る範囲から 探そうとしました。
       よき 政治をすれば、
       よき人材は 自然に集まってくるのですね。
       政治だけではなく、
       私たちの身近な生活でも こうありたいと思います。




※ はるかが サラっと 調べたことです

   仲弓も孔門十哲の一人で、徳行に秀でてたそうです。
   ただ・・・生没は 不明です。

   ブログの論語⑥ まだら牛の子・・・で仲弓は登場しました。
   身分の低い家の出身でしたが、学を好み 度量も大きかったようです。
   きっと・・・努力したのでしょうね~。

   孔子は{才徳兼備}と仲弓を 絶賛したそうです。

      ※{才徳兼備}・・・調べました。
   すぐれた才能と知恵があり、その上に仁徳を備えてることです。      
      
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論語 ㉖  来るべき日に備えて・・・。

2020年08月18日 | 論語
              死を守りて 道を善くす
                 
   子 日(ノタマ)わく、
   篤(アツ)く信じて 学を好み、
   死を守りて 道を善くす。
   危邦(キホウ)には 入(イ)らず、
   乱邦(ランポウ)には 居(オ)らず。
   天下道(テンカミチ)有れば 則ち見(アラワ)れ、
   道無ければ 則ち隠(カク)る。
   邦道(クニミチ)有るに、
   貧しくして且つ賤(イヤ)しきは、恥なり。
   邦道無きに、富(ト)み且(カ)つ貴(タツト)きは恥なり。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。
       強く信じて学問を好み、命がけで道徳の向上に努力する。
       そのためには危険な国には入らず。
       乱れた国には止まらない。
       国に道義があれば世に出て活動し、
       道義がおこなわれていない時には、隠れて表面に出ない。
       道義が失われていないのに、貧乏で、
       その上に身分が低い地位にいるのは恥である。
       国に道義が失われているのに、
       金持でその上に高い地位にいるのは恥である。


   子 日わく
   邦、道有れば、言(ゲン)を 危(タカ)くし、
     行(オコナイ)を 危(タカ)くす。
   邦、道無ければ、行いを危くし、言は孫(シタガ)う。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。
       もし国に道が行われてる時には、
       (自己の)信念のままに、言葉は高らかに
       行動も 思いきってする。
       しかし(国が乱れて)、道が行われていない時には、
       行いは 厳しくして、
       言葉は つつしみ深く和らげる。

   参照
       戦乱の世にあって、
       仁徳や礼楽の重要性を説いていた孔子は、
       身の処し方にも 確固たる主張がありました。
       道義の失われた時には、身を引いて、
       静かに 研鑽を積む。
       来るべき日に 備えて
       その日が来たら 存分に力を発揮する。
       情熱的につき進むことも時には必要かも知れません。
       魅力的かもしれません。
       でも 孔子は冷静ですね。
       大きなことを成すには、こうあるべきなのでしょうか。
       出処進退は 難しいですね。
   



         危険な国には 入らない
          乱れた国に 止まらない

       本当に、そうですよね・・・・。
                         このことは、現社会にも言えるのではないでしょうか!
       まずは、自分の命・自分の国を大切にしてほしいです。

       理想社会を めざしてた 孔子・・・。
       中国も、孔子の精神を思い出してほしいものです。
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論語 ㉕   言葉って、本当に大事!

2020年08月17日 | 論語
       
       巧言令色、鮮なし仁

   子 日わく、
   巧言令色(コウゲンレイショク)、
   鮮(スク)なし仁。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。
       上手に飾りすぎた言葉の人や、
       うわべばかり かっこうをつけた表情の人には、
       本当の思いやりの心が欠けているのです。

   参照
       とても有名な章句ですね。
       心のこもっていない言葉や表情は、
       意外と見抜けるものです。
       反対に、言葉がつたなくても、
       温かい気持ちがあれば、それは滲み出るものです。
       結局 ハートなのです。



   子 日わく、
   君子は其の言(コトバ)の 其の行(オコナイ)に
   過(ス)ぐるを恥(ハ)ず。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。
       君子とは、
       自らの言葉が実際の行動以上に大げさになってしまうことを
       恥と考えるものである。

   参照
       言葉ばかりが行きすぎてしまうのは、恥ずかしいことです。
       毎日の行いに行動が伴っているか、
       時々 振り返ってみましょう。
       
 



   巧言令色(コウゲンレイショク)、鮮(スク)なし仁。

     たしかに~そんな方、いらっしゃいますよね!。
     久しぶりに、偏屈はるかの 言いたい放題です。
 
   〇 立派な意見はいうのだけど、何も行動しない人っていますよね。
       それに引き換え、自分の間違いに気づいた時、
       すぐに謝ったり訂正することが出来る人って、素晴らしいですよね。
       私も、見習いたいと思っています。
          〇 他人の批判をして 勝ち誇ったように ドヤ顔する人もいます。
       ご自分はどんなに立派なのでしょうか?って思います。
       特に国会中継や テレビのコメンテーターを見てて強く感じます。
    〇 優しそうな言葉を、必要以上に言う人も・・・( ´Д`)=3 フゥ。
       不平不満を散々、言った後に、困ったら 何でも言ってネって言うけれど
       多分、一人暮らしは寂しいと思いこんでての 社交辞令なのですが
       その都度、ありがとうを言うのは 案外 疲れるのです(~_~;)。
    〇 難しい言葉を(例えばカタカナ語)使って 頭の良さをアピールする人・・・。
       大切な内容でない時は、うなずきながら聞き流しています
       孔子の教えに反しますが、私は面倒なので 知ったかぶりです(笑)

    もちろん、人様より、自分自身の 反省点はいっぱいなのですが・・・(∀`*ゞ)エヘヘ。

   でも、心の込もっていない言葉は、たしかに 相手に響きませんよね。
       言葉って・・・本当に大事だなぁ~て思います。
  
         今年の夏休みは・・・お祭りもなく静かなの日々になりました。
    いつも休日は、近くのアパートの子供の元気な声が 聞こえてたのですが・・・。
    暑いのもあるでしょうが・・・ちょっと 寂しいです。
              目に見えない ウイルスは、本当に怖いですよね。
    今迄みたいに、みんなで大声で笑い合えるように 早くなりたいものです。

        以前の生活に戻れるよう、今は 我々も我慢の時ですね。 

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論語 ㉔  顔淵は徳行、子夏は文学に秀でてました。

2020年08月16日 | 論語
       博く学びて篤く志し
    
   顔淵(ガンエン)、仁を問う。
   子 日わく、
   己に克(カ)ちて礼に復(カエ)るを仁と為す。
   一日(イチジツ)己に克ちて礼に復れば、
   天下仁に帰(キ)す。
   仁を為すは己に由(ヨ)る。
   而(シコウ)して人に由(ヨ)らんや。
       (中略)
   顔淵日わく、回、不敏なりと雖(イエド)も、
   講(コ)う、斯(コ)の語を事(コト)とせん。

   現代語訳
       顔淵が仁について お尋ねした。
       先生は 答えられた。
       「私利私欲に打ち勝って、礼に立ち戻ることが仁である。
       わずか一日でも己に克って 礼に帰れば、
       人々も自ずから 仁になる。
       仁を行うのは自らの意志によるべきで、
       他人の助けを求めてはいけない。」
          (中略)
       顔淵は 言った。
       「自分は至らぬ者ではありますが、
       教えてくださったお言葉を一生かけて実行してまいります」


   子夏(シカ) 日わく
   博(ヒロ)く学びて 篤く志し、
   切に問いて 近く思う。
   仁 其の中(ウチ)に在(ア)り。

   現代語訳
       子夏が 言った。
       広く学習して、熱心に取り組み、心をこめて問いかけて、
       それを身近なこことして考えるならば、
       仁の徳は、求めなくても、自然にそこに存在し、
       獲得できることになる。

   参照
       子夏のこの言葉には、孔子の考えが集約されているように思います。
       博学、篤志、切問、近思。
       いくつになっても忘れたくない学ぶ姿勢ですね。
       真剣に学んでいると、仁も育まれていく。
       とても素敵なことですね。




   顔淵(顔回)は、⑫ ⑲ にも 出現しています。
   孔子より 30歳下です。
   徳行に秀でていて、孔子の後継者と目されてたそうです。
   地位や名誉を求めず、質素に暮らして
   ひたすら 孔子の教えを理解しようとしていました。

   同門の秀才 子貢は,顔回を
   「私は一を聞いて二を知る者 顔回は一を聞いて十を知る者」
           と、称賛していました。
   顔回は、残念ながら 41歳で早くに亡くなったそうです。

   子夏のことは、論語 ⑯⑳の時にも 出ていました。
   文学に秀でてて 他の弟子が理解できなかった時は、
       解説してあげてたそうです。 
   真面目で消極的な性格から、
     {過ぎたるは猶及ばざるがごとし}のモデルです。

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論語 ㉓  経済的支援者の子貢

2020年08月15日 | 論語

      工、其の事を善くせんと欲すれば

   子貢(シコウ)、仁を為さんことを問う。
   子 日わく、
   工(コウ)、其の事を善くせんと欲すれば、
   必ず先ず其の器(ウツワ)を利(スルド)くす。
   是(コ)の邦(クニ)に居(オ)りては、
   其の大夫(タイフ)の賢(ケン)なる者に事(ツカ)え、
   其の士の仁なる者を友とす。

   現代語訳
       子貢が、仁徳の修め方を お尋ねした。
       先生は おっしゃった。
       大工職人が自分の仕事を上手くやろうとすれば、
       きっと まずその道具を研ぐものだ。
       立派な人物になることも、それと同様で、
       どの国においても、その国の太夫の優れた人にお仕えし、
       その士人で仁徳ある人を友とする。
       仁を行うには、
       まず自分を磨くよき師友を選ぶことだ。

   参照
       良い仕事をするためには よい道具が必要です。
       同じように、
       仁を行える、よき人物になろうとおもえば、
       まず自分を磨かなければなりません。
       そのためには 敬愛できる先輩や友人との
       出会いの機会を たくさんもちたいですね。


   子 日わく、
   苟(イヤ)しくも 仁に志せば、
   悪(ニク)むこと 無きなり。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。
       世の中の人びとが仁を目指して努力さえするならば、
       徒らに人を拒んだり、憎むことはなくなるだろう。

   参照
       思いやりのある正しい言動をいつも心がけていれば、
       理由もなく人を拒んだり、憎んだりすることはないでしょう。
       あるいは「悪しきこと」と読んで、
       悪い考えが生まれる心配はないでしょう、と
       解釈することができます。
       いずれにしても大切なことは、仁に志すことなのです。
       仁ある人は 素敵なのです。
       二千五百年経っても 変わらないのです




     子貢は、31歳下の 言語に秀でた弟子だったそうです。
      孔門10哲の一人です。
      商売で莫大な富を築き、孔子の経済的支援者ともいわれてます。

            論語 ⑲で、

       {一を聞いて以て十を知る}と、
          
      頭脳明晰な子貢でしたが、 一歳年上の 顔回を称賛してましたよね
            子貢も、素敵な人物だったのだと 思いませんか!
 
      いろんな 人物像が わかると、
         難しい論語も、なんか 面白くなりますね。
コメント

ご指摘、ありがとうございました。

2020年08月14日 | 論語
   いつも、ご訪問 有り難うございます。

   ゆりさんの名前に因んで、文字はゆり色にしました(笑)
   人気ブロガーのゆりさんが、ひっそりブログの私に
   コメントくださるのを いつも感謝しています・・・。

   ご指摘の件、実は 私も???と思ったのです!。
       そうなのですよね~!。
   漢字変換だって なんじは 汝 と出ますもの!・・・・。
   ただ 一応、本に忠実にと思い、汝を女に入力し直しています。

   論語は たくさんの口語訳が出版されてるので・・・。
   多分・・・著者の拘りなのだと思うのです。
   だって、間違いにしては、何度も 出てきますので・・・。

   多分、この本は、初心者向けの易しい本なのだろうと思っています。

   他人に注意するのは、勇気がいりますよね・・・。
   私のことを思って、コメントくださったこと 本当に 嬉しいです。
   ゆりさんは論語の教えに通じてるなぁ~って思っています。
   これからも どうか 宜しくお願いいたします。

   一応、私の本、アップしますね・


   何故か、全編・・・なんじは 汝ではなく 女になっているのです。

       

     すみません・・・コメント欄に写真が入れられないので
        ブログで 返信してしまいましたm(__)m
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論語 ㉒   ちょっと気の毒な?!冉求

2020年08月14日 | 論語

       今女は画れり

   冉求(ゼンキュウ)日(イ)わく、
   子の道を説(ヨロコ)ばざるに非(アラ)ず,
   力足らざればなり。    
   子 日(ノタマ)わく、
   力(チカラ)足らざる者(モノ)は中道(チュウドウ)にして廃す。
   今(イマ) 女(ナンジ)は画(カギ)れり。

   現代語訳
       冉求が言うことには、
       「先生の道を学ぶことが嬉しくないわけではありません。
       私に学び取る力が不足してるから、ついていけないのです」
       先生は お答えになった。
       「力の足りない者は、途中で力尽きてしまうものだ。
       今の君ははじめから見切りをつけてあきらめてしまっている」

   参照
       どんなに好きで がんばっていることでも、
       途中で くじけそうになる時はありますね。
       でも、そこでやめてしまったらどうでしょう。
       何も 進歩しません。
       あきらめたら終わりです。
       自分で自分の限界を決めてしまっていませんか。
       挫折しそうな時には、
       この言葉を 思い出してみてください。


   子 日わく、
   束脩(ソクシュウ)を 行うより以上は、
   吾(ワレ)未(イマ)だ嘗(カツ)て 誨(オシ)うること
   無くんばあらず。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。
       かりそめにも束脩をおさめて入門したからには、
       心をこめて教えなかったことはない。

   参照
       束脩とは乾肉を十本束ねたもので、
       入門を願う弟子が 師へ贈るお礼の品です。
       この束を受け取ったからには、
       面倒を見よう、共に学ぼう、ということになります。
       自ら学びたいと志を持つ者は大歓迎だったのでしょう。
       教育者としての孔子の姿が見られます。





    冉求(冉有)のこと、ちょこっと 調べました。
     孔門十哲の一人で、29歳下です。
     才能豊かで、政治に参画できる人材でした。

     多彩多芸の弟子で、孔子を帰国させましたが
     ただ 一人、孔子から 破門された弟子でもあります。
     論語を読む限りでは、君子(人格者)ではなく
     損得勘定で動く小人に捉えられています。

     別記によれば、孔子は実に執拗な人であり、
     それが 優れた教師になった理由でもありますが、
     半面では、自分の帰国工作に 最も貢献した冉求を、
     怒りにまかせて 破門することになったとのこと。

   冉求は、いっそ実直でなかった方が、幸せだったのかも知れない。

   ただし、その後も良好な関係は保持されたそうですε-(´∀`*)ホッ
  
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論語 ㉑  男らしい性格の子路

2020年08月13日 | 論語

       桴に乗りて海に浮ばん

   子 日わく、
   道行(オコナ)われず、桴(イカダ)に乗りて海に浮(ウカ)ばん。
   我に従わん者は、其れ由(ユウ)なるか。
   子路 之を聞きて喜ぶ。
   子 日わく、
   由や勇(ユウ)を好むこと我に過ぎたり、
   材を取る所なからん。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。
       道徳の行われない世の中だなあ。
       いっそいかだに乗って、海へこぎ出そう。
       そんな時に友をしてくれるのは由(子路)くらいだろうと。
       これを聞いた子路は喜んで、得意になった。
       しかし、孔子は、
       まだ いかだの材料もそろっていないのだ と、
       はやる子路を抑えたのだ。

   参照
       子路も孔門十哲の一人。
       弟子の中では最古参であり、孔子のボディーガード役でした。
       正しい道が行われない世の中を嘆く孔子の切なさ。
       自分を共として選んでくれたことに感激する子路の素直さ。
       子路をいさめつつも、ユーモアもあり、
       それでいて深い嘆きも感じられるエピソードです。
       「あいつは畳の上で死ねないだろう」と予想したように、
       子路は孔子より1年早く、壮絶な戦いののち亡くなりました。


   子 日わく
   徳は 孤(コ)ならず、
   必ず 隣有り。

   現代語訳
       先生は おっしゃった。
       徳を身につけた人は、ひとりぼっちにはならない。
       必ず理解し、
       寄り添ってくれる人が現れるものだ。

   参照
       正しいことを実行する、優しさを形にする。
       そんな時、
       もしかしたら孤独を感じることがあるかもしれません。
       でもそれは一時的なものでしょう。
       あなたの姿に共鳴し、寄り添ってくれる人は、
       きっと 現れます。
       心配することはありません。



   子路(由)のことは、④⑩⑮㉑に 出現しています。
   で、・・・ちょこっと 調べてみました。
   子路も 孔門十哲の一人です。

   貧しい家に生まれ、若い頃は暴れん坊だったと言われています。
   孔子には一番早く弟子になったそうです。
   勇敢で単純、そして一本気・・・。
   言いにくいことを言ってくれる 唯一の弟子だったそうです。
   弟子というより、親友のような存在だったのでしょう。

   孔子に 最も愛された弟子が 顔回というなら
   孔子に 最も可愛がられたのが 子路なのです。

   孔子より、9歳年下で 64歳で亡くなっています。
          興味深い話は たくさん有るみたいですが、
   調べ出すと・・・私では まとめきれません( ´ー`)フゥー...
       ここでは・・・サラっと(m´・ω・`)m ゴメン…
   論語の登場人物の中では、子路のファンは多いそうです。

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