96年結成のグラスゴーのバンドで、ベル・アンド・セバスチャンの妹分的存在。結成当初は7人組だったが、現在は6人。今年6月に3枚目のアルバム「Let's Get Out Of This Country」を発表。同郷のロイド・コールへのオマージュ・ソングでシングル曲の「Lloyd, I'm Ready To Be Heartbroken」(ロイド・コール・アンド・ザ・コモーションズ時代に「Are You Ready To Be Heartbroken?」という曲がある)で始まるこのアルバムは、04年の前作「Under Achievers Please Try Harder」でも顕著だった60年代風のサウンドをより一層際立たせたものに仕上がっている。最近の動きとしてザ・ピペッツ、エル・ペッロ・デル・マールなどもそうだったように、女性ヴォーカルによる50-60年代風のサウンドがインディーズ・シーンのひとつのブームになっているようだ。
このバンドの魅力は、どこか機嫌が悪そうな表情で歌うトレイシー・アンのドリーミーで心温まるヴォーカルと、キュートでほんわかとしたメロディにストリングスやホーンなどを使ったきれいなサウンドが重なるところ。曲の盛り上げ方もなかなか。技術的にはデビュー当初から素人っぽさが目立ったが、今作あたりではかなり堂に入ってきた印象だ。個人的には、ファースト・アルバムに収録され故ジョン・ピール氏もお気に入りだった「Eighties Fan」、05年のシングル「I Love My Jean」がオススメ。かなりクセになりそうなサウンド。また、PVもかなり楽しめる内容になっているので、興味のある方はYouTubeへ。
<私の選んだCamera Obscuraベスト5>
1 Eighties Fan
2 I Love My Jean
3 A Sisters Social Agony
4 Tears For Affairs
5 Teenager
このバンドの魅力は、どこか機嫌が悪そうな表情で歌うトレイシー・アンのドリーミーで心温まるヴォーカルと、キュートでほんわかとしたメロディにストリングスやホーンなどを使ったきれいなサウンドが重なるところ。曲の盛り上げ方もなかなか。技術的にはデビュー当初から素人っぽさが目立ったが、今作あたりではかなり堂に入ってきた印象だ。個人的には、ファースト・アルバムに収録され故ジョン・ピール氏もお気に入りだった「Eighties Fan」、05年のシングル「I Love My Jean」がオススメ。かなりクセになりそうなサウンド。また、PVもかなり楽しめる内容になっているので、興味のある方はYouTubeへ。
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