MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<この1枚>Raymond & Maria「Vi Ska Bara Leva Klart」

2007-04-26 03:28:02 | この1枚
昨年の夏にApple Crumble Recordのオンライン・ショップで購入したアルバムで、初めて買ったスウェーデン語によるアルバムです。
いかにもスウェーデンという雰囲気のジャケットに負け、ジャケ買いしました(もちろん試聴はしましたが)。女性が2人写っていて、Raymond & Maria(Raymond och Maria)という男女デュオのような名前です。
当時のメンバーはMaria、Camilla、Johan Kindblom、Staffan、Perの女性2人男性3人。1人を除いてファーストネームだけの表記です。このうちMaria、Camillaは姉妹でジャケットに写っている女性2人です。妙なのはどこにもRaymondがいないのです。

音楽のほうは至ってアコースティックな、いかにもスウェディッシュ・ポップという感じです。全10曲、全くといってよいほど機械的な感じがありません。ストリングスなどを効果的に使った軽快なポップスなのですが、どことなく哀愁を誘うメロディーです。

あまりにもRaymondの行方が気になったので、ネットでいろいろ調べてみると、少しだけ分かってきました。まずはThe SmithsやBelle & Sebastianの影響が強いようです。そういえばバンド名もRaymond & MariaとBelle & Sebastianですからね。そしてもともとは男性だけのバンドとして02年に活動を開始し、04年に女性2人を加えてファースト・シングル「Ingen Vill Veta Var Du Köpt Din Tröja」をリリース。この曲が04年の夏に大ヒット、スウェーデンのシングル・チャートで5週間No.1になり一躍人気バンドとなったようです。歌詞は曲調に似合わずかなりシュールなものが多いようです。

現在のメンバーはMaria、Camilla(以上vo)、Per、Staffan(以上g)、Johan(b)、Mårten(dr)の6人のようです。そしてなんとバンド名は、ストックホルムに古くからあるパートナーを変えることができるセックス・クラブの名前から取ったとのことです。意外です。

英語圏から「Ingen・・・」の引き合いが強かったことから(ハンドクラップも入る本当にテンポの良い、つい口ずさんでしまいそうな曲です)、今年になって英語ヴァージョンの「No One Notices Your Brand New T-Shirt」 のタイトルでダウンロード販売(iTunes)を始めています。

Ingen Vill Veta Var Du Köpt Din Tröja↓
http://www.youtube.com/watch?v=-vACnVGoupA
Nej(Blondieの「Dreaming」にそっくり)↓
http://www.youtube.com/watch?v=EafqqTk-xr0
Redan Idag↓
http://www.youtube.com/watch?v=YILlZPVoHDs
MySpace(「No One Notices・・・」が聴けます)↓
http://www.myspace.com/raymondochmaria

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (もなこ)
2020-02-02 01:19:39
こんにちは。
Raymond&Maria の歌が大好きで、ネットで情報収集していたところこちらのブログにたどり着きました。
日本デビューしているのにも関わらず、日本語の情報が殆ど無いですよね。そこで趣味の合う方を見つけることができて大変嬉しく思い、コメントさせていただきました。
あの手拍子がいいんですよね〜
ちなみに余談ですが…去年2019年に、ファミリーマートの店内放送で、Raymond&Maria の歌が流れていたときは、そりゃあものすごい衝撃でした…!!!!!
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Unknown (atpaleys)
2020-04-25 13:04:28
もなこさん、ありがとうございます。

遅くなってしまってすみません。
数か月もブログを放置したままになっていました。

12年に日本盤が発売になっていたのですね。
全く知りませんでした。
この人たち、英語の発音がネイティブでないのが
すぐ分かってしまいますが
手拍子しながらつい口ずさんでしまいそうな
いい音楽ですよね!

私もほぼマイナーな音楽しか聴かないせいで
西友やどこかで、いきなり好きな曲が流れてくると
変に感動してしまいます!!

いま、世の中が大変なことになっていますが
家に居て好きな曲を
改めていろいろと聴き直す良い機会なのかと
思っています。
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