(7月27日17:10~ 横浜「ジャック&ベティ」)
映画館に足を運んだのは10年ぶり以上のこと。
横浜の「ジャック&ベティ」で公開中なのは知っていたので
見ようかどうしようか迷っていたところ
劇場近くの古書店に
探している本があることが分かったのが決め手に。
ロック・ヒーローらしからぬロック・ヒーロー
モリッシーのザ・スミス以前を描いた作品。
しかし、事実を基にしてはいるものの
ノンフィクションではなく創作なので違和感のあるシーンも。
基本的にはザ・スミス以前のモリッシーについて
多くを知っているわけではないので
事実の一端を垣間見ることができたのは大収穫。
この手の題材の映画としては、とにかく地味な作品。
しかし、そこがザ・スミスでありモリッシーらしくもある。
上辺だけでただ盛り上がる演出ではなく
モリッシーの心の内側とともに淡々と事実が描かれていく。
ザ・スミス初期作品の歌詞など世界観も散りばめられていて
ファンにはクスッとさせられる場面も多い。
違和感があったのはモリッシー役の俳優が美形すぎたのと
彼の持つ繊細さが
自分が感じていたのとは少し異質だったこと。
まあ、それでもモリッシー役がピタリと嵌る俳優など
この世にいるとは思えないのも事実なのだが。
映画の中では彼の皮肉屋の面も出てはいたのだが
少し綺麗すぎた印象だ。
リンダーは実に魅力的に描かれていた。
ルーダスのアルバムは1枚だけ聴いたことがあったが
前衛的過ぎて私の耳には合わなかったので
それきり棚に入ったままになっている。
彼女のアート作品は機会があったらぜひ見てみたいと思った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/86/2c2b59d839c197dda294c8207287152c.jpg?1564494685)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/86/2c2b59d839c197dda294c8207287152c.jpg?1564494685)
先に上映された東京の劇場では
観客の多数が20、30歳代だったという情報もあったが
「ジャック&ベティ」は大半が50代か40代で
全体でも30~40人程度の入り。
映画は本当に滅多に見に行かないのだが