MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<今月の曲>07年11月の5曲

2007-11-30 23:16:42 | 今月の曲

《Maia Hirasawa「Gothenburg」》
もう24日も前になりましたが、11月6日の「Sweden Sounds in Japan」で素敵な歌声を聴かせてくれたMaia Hirasawa【写真】。11日にはHMV渋谷でライヴ&サイン会もありました。今月はこの人に尽きます。アルバム収録曲はどの曲も良いですが、一番好きなのはコーラスもきれいなこの曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=KG64DmsSQH4
下記ページでは12月9日までライヴとインタビューの映像を配信しています。
http://www.monolive.fm/

《Action Biker「Refridgerator」》
The Dreamersのアルバムはヘヴィー・ローテイション中ですが、レーベルのFriendly NoiseのページでAction Bikerの曲が無料ダウンロードできます。ソロ・アルバムも待ち遠しいです。
http://www.friendlynoise.se/mp3/Refridgerator.mp3

《Kate Tucker & the Sons of Sweden「Faster Than Cars Drive」》
米国ワシントン州の4人組。10月30日にファースト・アルバムを出したばかりのようです。ヴォーカルは少し好みが分かれそうな気もしますが、切ない曲調に合っています。
http://www.myspace.com/katetuckermusic

《A Saga「Like Water」》
A West Side FabricationのMySpaceで聴いて気に入った曲です。8月22日にシングル発売されているようです。Laurel Musicにも似た雰囲気のカントリー調の優しい曲です。
http://www.myspace.com/ensaga 

《Earlimart「Answers and Questions」》
8月発売のアルバム「Mentor Tormentor」を遅ればせながら今聴いています。静かに盛り上がる高揚感が何ともいえません。Elliott SmithやSonic Youthの影響を受けているようです。
http://www.myspace.com/earlimart 

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<トピックス>Sakert!ニュー・シングル

2007-11-29 23:40:02 | トピックス

Hello SaferideことAnnika Norlinの別プロジェクトSäkert!のニュー・シングルは、LaaksoのMarkus Krunegårdとのデュエット曲「Det Kommer Bara Leda Till Nåt Ont」です。いかにも北欧というような美しい曲です。すでにKlicktrackでは28日にダウンロードを開始したようです。
Klicktrackではデビュー・アルバムからの4曲目のシングルとなっていますが、これは3曲目のシングルの間違いだと思います。
また、KlicktrackによるとこのアルバムはSonic Magazineのアルバム・オヴ・ザ・イヤー・リストの12位になったと報じています。

Hello Saferideの名前では、Dreamboyのアルバムに「Stockholm, We Have A Problem」という曲で参加していますが、そのアルバム「「It Means The World To Me」の日本盤が12月19日に発売されるようです。

Säkert!のMySpace ↓
http://www.myspace.com/sakert
「Det Kommer Bara Leda Till Nåt Ont」ライヴ映像 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=HtfkzQCabCE

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<レヴュー>The Dreamers「Day For Night」

2007-11-28 01:53:46 | レヴュー

Excellent!

注文してから1ヵ月と少し、首を長くしていましたがやっと届きました。「ネットで見つけた新アーティスト」で唯一10点満点の9点をつけたアーティストです(10点でも良いくらいですが)。80年代後半にélから作品を発表していたAlways、最近ではMr. Wrightの名前で活動していたKevin Wrightと、Action BikerことSarah Nyberg Pergamentによるアングロ/スウェディッシュ男女デュオのファースト・アルバムで、スウェーデンのインディーズ・レーベルFriendly Noiseからの発売です。

MySpaceで聴いただけでも「Petit Nuage」をはじめかなり気に入っていましたが、アルバムは予想に違わぬ内容でした。とにかくメランコリックで優しい音楽です。2ヵ月ほど前に紹介したスコットランドのCalifornia Snow Story「Close To The Ocean」も地味ながら心に沁みてくる良い作品でしたが、曲の輪郭は少し弱いかなという印象でした。The Dreamersのこの作品はCalifornia Snow Storyに少し雰囲気が似ていますが、個々の曲の輪郭ははっきりとしています。加えてSarah Nyberg Pergamentのヴォーカルの良さが光ります。決して上手ではないのですが曲によく合っています。

とくに最初の3曲の流れが素敵すぎます。1曲目「One Day In The Woods」はNorthern Picture Libraryの「Something Good」に少し似た感じの優しい曲で、続くKevin Wrightのヴォーカルの「Day For Night」はシンプルながらもリズムのある曲で少し変化を見せてくれ、3曲目には再びSarahのヴォーカルによるボサノヴァ・タッチの「Petit Nuage」です。ソング・オヴ・ザ・イヤーをあげたいくらいのこの曲は、The Field Miceの「Willow」をさらにメランコリックにしたような名曲です。

ギターが主体の割とシンプルな曲が並びますが、ストリングスなども大胆に取り入れていて美しくて切ないとしか形容の言葉が浮かびません。後半には「All Across The City」というグレイト・ナンバーもありました。Kevinのソングライティング・センスとヴォーカルも大したものです。él時代のAlwaysはコンピレイションで聴いていたはずなのに全く記憶になかったので、改めてCDを引っ張り出して聴いてみましたが、やはり今ひとつピンと来ませんでした。

California Snow StoryやThe Field Mice~Northern Picture Libraryに加えて、曲によってはひと頃のClub 8を感じさせてくれるものもありました。本当に長く付き合えそうなアルバムに久々に出会えました。今年のベスト・アルバムはこれになるのかなという気がします。こういう作品の日本盤が出ると嬉しいのにと思います。

The DreamersのMySpace ↓ 
http://www.myspace.com/thedreamersspace
アルバム全曲の試聴ができます ↓
http://www.klicktrack.com/shop/release.jsp?r=58535&cp=18

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<トピックス>スウェーデン・ミニ情報

2007-11-27 23:40:20 | トピックス

《Jonna Leeのライヴ映像》
今月30日まで同じレーベルRazziaのMaia Hirasawa【写真左】とともにスウェーデン国内ツアー中のJonna Lee【写真右】のMTV Phaser(スウェーデンのテレビ番組らしい)でのライヴ映像がYouTubeにアップされています。この人もピアノもギターもいけるようです。
そしてその「Dried Out Eyes」に続く第2弾シングルは「And Your Love」で、1月23日に発売されるようです。カップリングの「Comeback」ともどもMySpaceにアップされました。この人のMySpaceは曲の入れ替えが激しいです。
さらにその「And Your Love」でデュエットしているEd Harcourtと、12月2-7の6日間北欧主要都市でライヴを行うようです。


《ElenetteがEP》
こちらで紹介したElenetteの「Autenticitet EP」が11月30日にCosyden(Cosy Recordings)から発売になります。レーベルのページでは当然トップ扱いです。
MySpaceで聴ける「Kärlekskomplexet」ではA-haの雰囲気がある彼らですが、他にもPulpやUltravoxなどの影響を感じさせてくれます。シンセとサックスがいい感じです。
さらにYouTubeではインタヴューとライヴ映像が見られます(こちら)。

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ネットで見つけた新アーティスト

2007-11-26 23:13:48 | 新アーティスト・新曲

《Josse》=写真
スウェーデンの新人女性シンガー・ソングライターです。El Perro del MarとHello Saferideが好きな人にはオススメという海外のブログを読んで、かなり期待して聴いてみましたが、だいぶ印象は違いフォーク・シンガーという感じです。ローファイですが曲とヴォーカルには少し惹かれるものはあります。オフィシャル・ページではStevie Wonderのカヴァー「He's Misstra Know It All」など4曲がダウンロードできます。
MySpace ↓
http://www.myspace.com/jossemusik
オフィシャル・ページ ↓
http://www.josse-musik.info.se/
採点:★★★★★★★☆☆☆ 


《La Masa》
6月にA West Side Fabricationからセカンド・アルバム「I Allas Åsyn」をリリースしたヨーテボリの5人組です。サウンドは80年代英国のニューウェイヴ・バンドからの影響が色濃く出ていて、歌詞はスウェーデン語なのでよく分からないのですがシニカルで鋭いようです。「Flyttkartong」がアルバムの先行シングル、「Günter Wallraff På Hal Is」は第2弾シングルで11月23日に発売になっています。
MySpace ↓ 
http://www.myspace.com/lamasagbg
オフィシャル・ページ ↓
http://lamasa.se/
採点:★★★★★★★☆☆☆ 

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<トピックス>クリスマス・ソングあれこれ

2007-11-25 02:46:54 | トピックス

クリスマスまであと1カ月です。今回は昨年までのクリスマス・ソングでなんとなく良かったものをまとめてみました。

《70年代》
70年代はまず定番ですが、John Lennon「Happy Xmas (War Is Over)」と、Paul McCartney「Wonderful Christmas Time」のBeatles関連の2曲です。
他ではEagles 「Please Come Home for Christmas」という78年の曲もありました。


《80-90年代》
80年のクリスマス・ソングで恐らく実話と思われるDan Fogelberg「Same Old Lang Syne」はきれいな曲でした。

80年代初頭にはベルギーのインディーズ・レーベルCrepusculeから、所属アーティストによるアルバム「Ghosts Of Christmas Past」が出ています。収録曲の中では、The Pale Fountains「Benoit's Christmas」 (3曲目)、Antena「Noelle A Hawaii」、French Impressionists「Santa Baby」、The Arcadians「Write Your Letter」などが印象に残っています。

80年代中頃にはあのBand Aid「Do They Know It's Christmas」、The Housemartins「Caravan Of Love」の全英ヒット曲がありました。
また87年にはPogues feat. Kirsty MacColl「Fairytale Of New York」もヒットしています。

90年代はなぜかあまり思い入れのある曲はなくて、先ほどThe Arcadians名義で登場したLouis Philippe「Xmas Sun」くらいです。


《2000年~》
2000年以降はほとんどがスウェーデンのアーティストになってしまいます。

まずは2年前に聴いたEl Perro Del Mar【写真】「Oh What A Christmas」です。実はこの人の初めて聴いた曲がこの曲で、彼女の曲の中ではそう出来が良いというわけではないのですが、声にやられました。Bobby Baby「Santa Claus Is Coming To Town」も2年前に聴きました。
昨年初めて聴いたのはIrene「Christmas On The Beach」、Tiger Baby「This Christmas」、Sally Shapiro「Anorak Christmas」、The Sweptaways「Cry Cry Christmas」(1曲目)です。ここまでではデンマークのTiger Baby以外はすべてスウェーデンです。
昨年はスウェーデンのレーベルRazziaがクリスマス・アルバムを出していて、Hello Saferide「iPod X-mas」を聴きました。Maia Hirasawa「You Were All There」という曲も収録されているようですが、残念ながらこちらは未聴です。

昨年は有名なところではU2 & Green Day「The Saints Are Coming」もありました。これはThe Skidsのカヴァーでした。

今年になって聴いたのは今のところAction Biker「Vinden Susar I Advent」 だけですが、これも昨年の曲のようです。

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<トピックス>スウェーデンの男女デュオ「Two White Horses」

2007-11-24 17:59:19 | トピックス

Two White Horsesは、JakobとLovisaのNyström兄妹(あるいは姉弟?)によるデュオで、MySpaceの登録が今年の8月であることからデュオを結成してからまだ間もないようです。JakobはIsolation Yearsの中心メンバーであり、LovisaはHello SaferideことAnnika Norlinが今年立ち上げたニュー・プロジェクトSäkert!のメンバーに名前が入っています。

About欄を見ても「We were brother and sister who fell asleep and woke up as Two White Horses...」としか書いていないので、このデュオの位置づけははっきりわかりませんが、とりあえずMySpaceで4曲のデモ・トラックが聴けます。4曲中2曲がオリジナルのようで、残り2曲はEl Perro Del Mar「Candy」とABBA「Super Trouper」のカヴァーです。ABBAのカヴァーというのはわかりますが、El Perro Del Marをカヴァーするというのは個人的にかなり注目してしまいます。

カヴァー曲も含めてなかなかアコースティックで良い雰囲気です。とくにLovisaのヴォーカルはかなり好きなタイプです。CD発売が待ち遠しくなりました。

Two White HorsesのMySpace ↓
http://www.myspace.com/2whitehorses 
El Perro Del Mar「Candy」のライヴ映像 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=aXV3tm2Czvc
ABBA「Super Trouper」 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=wR6H-LfKOpk
Isolation YearsのMySpace ↓
http://www.myspace.com/isolationyearsmusic 
Säkert!のMySpace ↓
http://www.myspace.com/sakert 

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<トピックス>Weenの新作を買おうと思ったのですが・・・

2007-11-23 23:28:48 | トピックス

US変態ポップ・デュオWeenのニュー・アルバムが出たようなので、外出ついでにHMVに立ち寄って買って帰ろうと思ったのですが、CD自体はありましたが聴くたびにこのジャケットを見るのかと思ったら、買うことができませんでした。

サウンドや歌詞でも十分に変態ぶりを発揮していますが、ジャケットのセンスも大したものです。過去にもこんなものこんなものこんなものなど、ジャケットでも楽しませてもらいましたが、ニュー・アルバムの「La Cucaracha」というのはそういう意味なのかと勉強になりました(こちら) 。

「What Deaner Was Talking About」や「Stay Forever」などたまに素敵な曲を作る人たちですが、このギャップがまたたまりません。MySpaceで4曲聴いてみましたが、今回は曲もあまり好みではなさそうなのでパスです。

What Deaner Was Talking About(ライヴ) ↓
http://www.youtube.com/watch?v=gvQZR5ck6dc
Stay Forever ↓
http://www.youtube.com/watch?v=QytTSBnK4mI
MySpace ↓
http://www.myspace.com/ween 

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<トピックス>A West Side Fabrication

2007-11-22 02:31:22 | トピックス

11月19日に「I'm Yours」という曲でSkellefteå(シェレフテオ)の17歳のシンガー・ソングライターLinnがデビューしましたが、名門レーベルA West Side Fabricationからの発売です。

レーベルのページ(こちら)でざっとリリース・アーティスト名を見ると、This Perfect Day、Wannadies、Popsicle、The Bear Quartet、Sahara Hotnights、Heikkiとかなりの面子が揃っています。 最近ではQuinceから日本発売されたTupelo Honeysの名前もありました。

レーベルのMySpace(こちら)では4アーティスト・4曲が聴けますが、このうちOlle Nyman、A Saga、Rusty Floresはかなり気に入りました。

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<トピックス>スウェーデン・ミニ情報

2007-11-21 23:54:06 | トピックス

《Friendly NoiseのフリーMP3》
スウェーデンのインディーズ・レーベルFriendly Noiseの今回のフリーMP3は、男女デュオのThe Dreamersのメンバーとしても活動するAction Biker【写真】の曲です。
割とテンポのよい「Refridgerator」と、昨年12月にヘルシンキの教会で子供が歌っているのを聴いたという「Vinden Susar I Advent」の2曲です(ダウンロード・ページ)。
「Vinden Susar I Advent」は昨年のクリスマス・コンピレイションに収録されているようです。

このFriendly Noiseというレーベルは、昨年初めに「Are You Scared to Get Happy?
という素敵なコンピレイション・アルバムも出しています。Action Bikerのほか、他レーベルからThe Radio Dept.、Friday Bridgeなども参加しています。近いうちにこちらも紹介したいと思います。


《The Sweptawaysのクリスマス・ソング》
女性ばかりの大所帯アカペラ・グループThe Sweptawaysは、Marit Bergman、 Magnus Carlson (Weeping Willows)、The Gray Brigadeをゲストに迎えたクリスマスEPを12月1日にHybrisから発売するようです(ブログ)。

昨年もリード・ヴォーカリストにWeeping WillowsのMagnus Carlsonを、バック・バンドにThe Gray Brigadeを迎えてのクリスマス・ソング「Cry Cry Christmas」を出していますが、クリスマス・ソングの似合う人たちではあります。

Hybrisのこんな特設MySpaceもありました。その「Cry Cry Christmas」のほか、El Perro del Mar「Oh What A Christmas」、レーベル第1号アーティストLike Honeyの「Tindersticks」などが聴けます。

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